撤退?!非電化長崎本線キハ47①
年明け、7両のYC1が神戸川崎から九州に送られ、どこに就くんだろう?と思っていたら、2022年9月から営業に就いたばかりの長崎本線肥前浜~諫早の「キハ47形」を置き換えるというニュースが入ってきました。新幹線開業で第三種化&非電化化となった区間に専用で用意されたキハがもうお役御免になってしまうなんて・・・早。↓
このキハ47たち、種車は新幹線開業前から九州にいたキハ47からの改造。外装は大きく塗り替えられましたが、車体や性能面での大きな改造なしの即席投入でした。まあ、出入口ドアのステップ追加とトイレの洋式化をしたくらいで、内装もそれ以外はいじらず車番もそのまま。2両編成5本、10両が運用に就くことになりました。5本のうち、白系1本はイラスト入りの「Choo Choo 西九州 TRAIN」となってます。↓
九州カラーの国鉄キハって白に青帯にて煤けている印象が強く、とても汚古い印象があるんですが、こうして塗り替えられるとガラッと雰囲気変わりますね。↓
上下分離から2年が経ちいまや非電化区間の設備撤去もかなり進んで、以前を知る人だとなんだか不思議な風景になっています。これが・・・↓
・・・こんな感じで・・・もともと非電化だったから昔に戻ったってことなんでしょうけど、電線なくなるとかえってすっきりしてええ感じになった気がします。↓
このキハ達、YC1が入ったら他線区へ転籍するそうですが、側面に走行区間の地名が入ってるんで、消されちゃうのかな?ずっと使うぜって気合入ってたんですがねえ。↓
行くとしたらどこだろう・・・国鉄キハ2両常用って日田彦山線か指宿枕崎線、日南線くらい?唐津線にも突っ込めるか・・・↓
しかし、あまりに急な話での転出、もともとそうだったのか、沿線自治体の圧力で入れさせられたのか、上下分離だから予算つけてくれたのか、、、↓
内装もそんなに手は入れてないけどトイレは洋式にしたからJR九としてはしばらく使いたいだろうなあ。外装の紺塗装もそもそもガンメタ塗料だし長く使いたい!って意思はもとからあるしさ。↓
まあ、運用都合なんだけど、47運行区間ってすべてYC1化したはずの長崎~諫早も一部残ってたんだよね。それに自由な車両繰りを考えるなら長崎佐世保エリアは完全にYC1に統一したいってのもあるだろうな。当初は上下分離区間は47で十分と考えたんだろうけど実際車両回してみたらそうでもなかったってことかな。↓
でもYC1が有明海沿いを走るようなるとますます大村湾沿いと走る姿が似てくるなあ、この写真は大村線だけど。↓
長崎エリアには観光列車の「ふたつ星」がいるから国鉄キハは残るけど、通常車両はYC1で統一される。この流れで唐津線なんかにもYC1を入れたいんだろうけど筑肥線唐津~伊万里の処遇があるからどうなることやら。。。廃止受諾で唐津線のYC1化ってことになるんだろうなあ、、、ま、とにかくも、長崎の47さん、短い間でしたがお疲れ様でした。新天地でもがんばってね。・・・次回懐かしの長崎本線上下分離区間ご紹介。↓


