2026年春まで?の311系

211/213/311系の全車更新を実行中のJR東海の通勤車両群、現在は211系の淘汰に余念がありませんが今年度静岡エリアの211系が撤退完了すれば残る213/311系の淘汰が始まりそうです。↓

(写真:金山~熱田、2022.4)

民営化すぐの頃はダイヤのフリークエンシーを狙いたいも車両が足りず、113や117、103も混ぜ混ぜで走ってました。特に名鉄と競合する東海道線向けは増強を早急に進めたく、すぐにでもほしいという状況で誕生したのがこの311系。↓

(写真:三河塩津~蒲郡、2022.4)

十分な開発期間がなかったんでしょう、躯体や電装回りはほぼ211系コピー、内装だけは優等列車ということで117系同様の転換クロスシートとなりました。でもこの311投入で結構名鉄客を奪えたんじゃなかったっけ?↓

(写真:西小坂井~豊橋、2023.5)

製造は4両編成1ユニットにて15本で計60両。登場時は東海道線新快速を中心に運用が組まれてました。割といつも混んでた印象があって朝夕は4+4の8両、日中は4両という運用じゃなかったっけ?朝夕は車両が足りないので117が多用されてました。↓

(写真:金山~熱田、2023.7)

その後登場する313系までは特別快速含む新快速系を中心に使われてましたが基本スペックは211系ということで今回の大規模更新の対象となったんでしょうね。↓

(写真:西小坂井~豊橋、2023.2)

休日は運用減となる東海道線から駆り出されてナイスホリデー号なんかにも使われてました。↓

(写真:原野、2000.11)

1999年に313系が登場、113や165系などの国鉄車両の淘汰を5年かけて一気に進め、500両強の一大勢力なりました。ということはそれまで同数の国鉄車両がいたってわけで、民営化当初はJR海も車両繰りが苦しかった時代があったんですね。↓

(写真:三河塩津~蒲郡、2022.4)

313登場後はラッシュ時以外は東海道線名古屋発着の普通列車がメインの職場に。↓

(写真:蒲郡、2022.4)

昨年度までは朝ラッシュは武豊線に入ったり...↓

(写真:金山~熱田、2022.4)

武豊線区間快速や...↓

(写真:熱田、2022.4)

このG12編成他10編成がすでに引退、残り5編成となってしまいました。315の置き換えというよりは中央線の315化で玉突きで313があちこちに出た影響を受けてます。↓

(写真:金山~熱田、2022.4)

現在の運用の中心は大垣~米原のシャトル運転。朝夕に東海道線を豊橋まで走る運用もなんとかまだあるようですがいつなくなるのかって状況ですね。↓

(写真:金山~熱田、2022.7)

来年度に315-3000が東海道線に追加投入されるようでこれにより全編成が引退となりそうです。他社譲渡もあるかなと思ってましたが快速運用で酷使されたからなのでしょうか、伊豆急にも行かず伊豆箱根にも行きませんでした(もしかしたら残りが行くかもしれないけど)。 ↓

(写真:金山~熱田、2022.7)

...ということで、見納め近しとなった311、たいへんお疲れさまでした。↓

(写真:西小坂井~豊橋、2023.2)

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