見納め、ノースレインボーEX

1992年に登場した「ノースレインボーエクスプレス」。北の大地を走ってきた最後のジョイフルトレインとでもいうのでしょうか、とうとう来春の引退が決まり、御名残としてこの1年ほどはいろんな企画列車として最後のお勤めに就いてます。↓

(写真:富良野、2020.7)

こちら、多くの改造リゾート列車と違って新造されたもの。しかも苗穂工場製というから驚き。キハ183系の動力系を使っているので形式上キハ183系5000番台となってますが、特に車体なんかはキハ183とまったくの別物だし、メーカーじゃない一工場が列車作るなんてどんな技術力持ってたんだ?って驚き。かつては力があったんですね・・・↓

(写真:野花南~富良野、2020.7)

JR北には国鉄時代からいくつかのジョイフルトレインがありましたが、このNREXがデザインとしては一番完成されたものじゃないでしょうか、ハイデッカーの曲面ガラスに白いボディー、これ、30年前のデザインなんですが今でも通用しますよね。しかも当時まだ珍しかったプラグドア使ってるし。内装もいいんですよ~。↓

(写真:抜海~南稚内、2020.7)

臨時列車だけでなく代走でもよく使われました。特に宗谷本線なんかはしょっちゅう走ってるイメージがあります。↓

(写真:問寒別~糠南、2016.11)

キハ261-5000番台が入るまでは夏場はフラノラベンダーエクスプレスとしても定番運用に就いてたかな。↓

(写真:富良野~野花南、2020.7)

富良野駅でのこうした並びも過去のものとなってしまいました。一緒に写るノロッコ号も機関車老朽化でいつまで運転できるか・・・↓

(写真:富良野、2020.7)

清楚な車体イメージがリゾート地に似合ったんですがね。。。おっと、リゾート地なんて言葉はもう死語かもしれませんな。↓

(写真:富良野、2020.7)

今年は9月の定番臨時特急ニセコに入ったNREX。引退前のリップサービスといったところでしょうか。↓

(写真:桑園、2022.9)

山線経由で札幌函館を往復しますがなかなかの距離を走ります。この11月も引退企画で札幌函館を山線経由でニセコ号として走りますね。↓

(写真:大沼~仁山、2022.9)

札幌発の臨時運行前は苗穂にも滞在。いやあ、この並びは黄金期のJR北の列車たちですね・・・↓

(写真:苗穂、2022.9)

12月以降は来春4月の引退まで旅行会社のツアーで走ることになるようで・・・↓

(写真:抜海~勇知、2016.11)

宗谷本線への入線は先日のまんぷくサロベツ号でおしまいみたい。代走があっても261-5000のお仕事だろうしね。↓

(写真:抜海~南稚内、2016.11)

旅行ツアーでの運行はおおむねニセコ号と同じになるみたい。雪中のNREX・・・なんか似合いそうですね・・・でももう行くチャンスはないかなあ・・・残念。とにかく、NREXさん、30年間ほんと、お疲れ様でした。↓

(写真:大沼~仁山、2022.9)