気が付けばあと1編成、名市交3000形

※2023.2/9に最後の3114H編成が最終運行となりそのまま入庫→廃車となったそうです。これにて3000形はすべて定期運用から離脱しました。大変お疲れさまでした。

2011年から始まった名古屋市交通局鶴舞線を走る3000形車両の更新事業。2012年に廃車が始まり予算の都合上?ゆっくりとN3000形への入れ替えが進んできました。今年15編成目が運用開始、予定の16編成まであと1編成となりました。↓

(写真:上小田井、2017.3)

ちなみにこのN3000形、最初の編成のみがアルミ車体。↓

(写真:柏森~扶桑、2017.3)

2編成目以降はステンボディとなってます。正面部分の丸み、側面の乗降口のデザインが違い、車体構造は違うも外観はほぼそっくりですね。10年かけての導入なので内装はちょこちょこ違うところがあるかな。。↓

(写真:赤池~日進、2019.2)

さてさて元に戻して、この3000形、登場が1977年とあって外観はとっても昭和。コルゲート側面と地下鉄らしい不愛想な切妻などなど。内装もクリーム色主体ってのも昭和なんですよね。↓

(写真:上小田井、2017.3)

現在残ってるのはこの3114Hの編成。今年度での離脱が決まっているので引退が近づいています。↓

(写真:黒笹~三好ケ丘、2019.2)

3000形は登場時4両編成。登場タイミングで4次車までありますが、6両化を行う際に一部編成を分割して組み込んでおり、登場時の純正編成はありません。+2になる編成は組み込む編成にできるだけ近しい製造タイミングで構成、先頭車も中間車として入ってます。写真は4次車の3123Hですが運転台付きの編成が組み込まれてます。サイドから見ないと見た目わかりませんね。ちなみに並走する名鉄6000系も淘汰が進んで見納めが近づいてます。↓

(写真:扶桑~柏森、2017.3)

この6両化のときは鶴舞線最後の延伸部分の上小田井~庄内緑地公園開業時のタイミング。延伸は増車で不足する車両は3050形として導入されてます。このとき、3000形6両化時に2両だけあまり、3050形に組み込まれた異種編成が登場。3159Hとしてコルゲートが挟まった感じで異色を放ってました。写真は3050形の他のもの。調べてみましたがまともな写真は撮ってなかったでした・・・残念。この3159H、まだ登場あたらしいんですが、混成ということだったのでしょうか、すでにN3000に置き替えられてしまってます。都営10-300のケースに似てますね。↓

(写真:黒笹~三好ケ丘、2019.2)

鶴舞線車両のちょっとしたレア風景は平日朝ラッシュ時の名鉄犬山線乗り入れ車両たち。こんな風に急行運転があって急行表示されるんですよ。↓

(写真:扶桑~柏森、2017.3)

今となってはかなり遭遇確率下がりましたが、急行犬山行きは3本。方向幕が青になるってのも変わってます。ちなみに2ケタの番号が正面左上に入りますが、鶴舞線の運用番号(記号)です。名鉄乗り入れ車にもついてます。↓

(写真:扶桑~柏森、2017.3)

1日1本だけのレア扶桑行き。3000と3050だと方向幕として撮影できますね。なぜか名鉄車は先述の急行やこの運用には入らないです。↓

(写真:扶桑~柏森、2017.3)

こちらは日中1時間に1本くる岩倉行き。↓

(写真:庄内緑地公園~上小田井、2017.3)

こちらは定番の方向幕ですね。これからはレア方向幕は3050狙いとなるのかな・・・。↓

(写真:庄内緑地公園~上小田井、2017.3)

そして鶴舞線には当然ながら名鉄車両も走ります。ここの名鉄車両は一般車標準の19m3ドアではなく、20m4ドア車。登場は1978年と3000形と同じ。最初は4両も先述のとおり、6両化で中間車が増備されています。100系と200系がいるんですが、これがややこしい。100系4次車がVVVFインバーター制御になって区別のため200番台となるも100系を名乗るまま。6両化で中間+2両では6両化時に100系100番台が抵抗制御もVVVF2両入っての混成に。でも元編成の車番続きを継承。で、この100系200番台とは違う編成が入って・・・↓

(写真:黒笹~三好ケ丘、2019.2)

・・・200番台の車番をもつも、こっちは200系と名乗るんです。100系200番台の最後の214Fから215Fと連番で引き継いでるんで、またややこしい。編成構成が100系と違うからなんですが、見た目はそっくりさんです。外観の区別は正面貫通路にある社紋があるかないか・・だそうです。ちなみに最古編成は車齢45年になりますが、置き替え予定は当分ないとのことです。まあ、将来ホームドア設置などが犬山線で実施されたら車長が合わないので乗り入れやめるでしょうし、そうすると車両数も変わってくるので様子見ってことなのかな。鶴舞線3000形まだの方、ちょっとゲットがかなり厳しいですがチャレンジのほど。↓

(写真:黒笹~三好ケ丘、2019.2)