終焉を迎える新湊線

ダイヤ改正ごとに本数が減り、2018年春のダイヤ改正から全列車が臨時扱いとなった貨物専用のJR新湊線。最大荷主だった中越パルプの貨物が大きく減り、専用線も事実上廃止となった今、すぐにでも倒れそうな状態となっています。↓

(写真:能町~高岡貨物、2011.6)

かつては下り2本、上り3本と活況を呈していたのですが・・・。こんな短編成も運行があったんですよね。ちなみに写真のDE10-1029はすでにお亡くなりとなっております。↓

(写真:高岡貨物~能町、2008.8)

この後の列車もこんな感じで結構な貨物量。当時、川を隔てた伏木の貨物が廃止になる前で、高岡貨物に荷が集約されつつあるときだったと思います。↓

(写真:高岡貨物~能町、2008.8)

財源の大半は中越パルプだったと思います。二塚構内で作業員の事故があってから二塚の専用線はトラック化へ急ハンドル。併せて新湊のほうも鉄道輸送を大幅に減らしたようで工場につながる専用線のスイッチャーは今はもういなくなってます。↓

(写真:高岡貨物~能町、2008.8)

中越パルプの工場からの入出庫は2社異なるスイッチャーが活躍、写真のような連携作業もあったんですよね。荻布倉庫健在時の風景はこちら、高岡鉄道産業スイッチャーはこちら。↓

(写真:高岡貨物、2008.8)

年を追うごとに荷物が減っていく高岡貨物。写真のDE10-1531は今は下関所属ですね。昔は貨物をしっかり引いてました。↓

(写真:能町~高岡貨物、2011.7)

万葉線との並びを取りたくて何度かトライしましたが、これが限界でした。↓

(写真:能町~高岡貨物、2011.7)

かつての高岡貨物駅ではスイッチャもうろうろして入れ換えも頻繁に行われてました。2002年開業の新しい駅だったんですが入れ換え風景はそのあとも残ってました。↓

(写真:高岡貨物、2011.7)

現在のダイヤは夕刻の不定期。夏場しか写真に収められない難攻ポイントとなってしまいました。速星貨物の合間運用となっているので仕方ないですね。↓

(写真:高岡貨物、2011.7)

貨物は富山へ集約中、かつ、1日1往復の臨時便になった新湊線。いつまで続くのやら・・・、現存する貨物専用の路線名をもつ最後の路線も余命いくばくもない状況となっています。富山界隈の貨物/専用線はとうとう速星だけになりそうです。↓

(写真:高岡貨物、2011.6)