埼玉ニューシャトル1050系の行方
(こちらも途中放棄になってたファイルがあったので掲載・・・)昨年12月に引退表明となった埼玉ニューシャトル1050系。最終編成の1153Fはまだ車籍は残ってるようで車庫にもいるようですが、最終増備の2000系26編成にて必要運用数が足りるとのこと、代替編成不要の運用離脱になって事実上廃車を待つのみとなりました。↓

ニューシャトルこと、埼玉新都市交通は東北・上越新幹線開業に伴う、大宮市~伊奈町沿線の地域分断の代償として建設された路線。ちょうどバブル時だったこともあり採算度外視な感じで作られたような雰囲気でした。ただ開業後は大宮駅への易アクセスから宅地開発が進みいまや立派な黒字路線となってます。開業当初から走っていた1000系は2016年一足先に引退。1000系は1983年開業時からの車両で経年30年以上、バリアフリー対応のない車両ということで、代替車両として2000系が導入されます。1000系自体は途中リニューアルして1010系にマイナーチェンジしてるんですが、そのときに黄色と緑のケバケバしい塗装になってしまったんです。↓

ちなみに2000系は当初2007年に鉄道博物館開業に伴う混雑対応で1本増備されたもの。その後この勢いで1000系を置き換えていくんですが、全9編成分に及ばず6編成+増発用1の7編成で投入が終わります。↓

で、1990年延伸時に追加投入されたのが1050系、1000系と同性能も外観が違う形となります。増発対応などの要素も加わり、投入時期が1990年から1999年までと比較的長い期間で4編成を導入。一時は1000系ケバ色に統一されていたんですが・・・↓

ほどなくして1150Fは青基調へ塗装変更・・・↓

1151Fは赤基調へ・・・↓

1152Fは東北新幹線200系カラーの緑基調へ・・・↓

1153Fは開業時1000系カラー風の塗装となりました。↓

2代目?統一カラーは配色がイマイチで写真を撮りたい気にもならなかったんですが、新しい配色は2000系コンセプトに合わせたのか、各編成独自のものとなり、写真映えもよくなりました。↓

ちなみにこのニュージャトル、大宮駅がループ状になっているので1往復ごとに先頭が変わるユニークさがあります。これ1151F、先頭車は1651ですが。。。↓

。。。次に折り返してくると1151と頭の位置が逆転します。↓

2015年からは残った1000系と1050系置き換えのため2020系を投入。車両メーカーを川重から三菱へ変更したため顔つきががらりと変わります。そういや国内AGTは三菱製がどんどん増えてますね~、世界各国の空港内シャトルなんかも受注取ってきてるし営業に相当力いれてるのかな。↓

顔つきが近代的になったので新幹線並びでも遜色なくなった感じがする・・・↓

で、2020系への置き換えはコロナ禍?でいったん中断となります。また1050系の1152Fと1153Fは1998-99年製造と経年30年に満たないためしばらく残すみたいな意思決定になったのかな? んで、1152Fはこんな感じから・・・↓

・・・塗装の変更と方向幕を埋め込み。まだまだ使うよーって感じに外装ががらりと変わりました。↓

しかし昨年6月にあっけなく引退。まあ、1050に関しては晩年平日朝ラッシュにしか出てこない、ほとんど予備車両みたいになってましたから驚きはないもののちょっと早い引退でしたね。三菱から早く置き換えてくれたら追加値引きするよって話があったんだろうなあ。↓

そして1153Fは...↓

...方向幕はすでに埋め込まれてたので外観は塗装変更のみ。とはいえ雰囲気がらりと変わりますね~。定期運用ないのに残るこの1153F、なんと除雪機がつけられる仕様とのこと、新たに入った2020系がどうなってるかわからないのですが、もし残るとしたら当面除雪目的の役割で残すのかもしれませんね。↓

2020系26編成が入ったことで車両置き換えがいったん終了したニューシャトル。次の置き換えは20年後以降となるでしょうから行く機会は当面なさそうだなあ。。。ラッピングトレインとか塗装変更なんかはありそうも、次回更新時までは生きてないかもなあ・・・並走する新幹線カラーをラッピングするとか集客ネタはありそうだから死ぬまでにもう一度はいけるんとちゃうかい? 以上、ニューシャトルネタでした。↓
