終焉近し 静岡鉄道1000系①
2016年春から始まった1000系置き換えのA3000系導入。全12編成を年1~2編成ずつ置き換えていくというゆっくり置き換えでしたが、気が付けばこの2023年度後半にも最終編成が納入され、来春にはとうとう1000系も見納めとなりそうです。↓
つい先日引退のイベントが行われた1012F。1985年導入と1000系の中では一番新しい編成とあって、引退後は2編成目となる熊電への譲渡が決まっています。↓
1012Fは広告ラッピング車として長らく午後ティの広告を纏ってました。8年前の写真でも健在なんでかなりのロングラン広告ですね。引退セレモニーの際には広告主から午後ティーのふるまいもあったみたい。粋な計らいだ。↓
コロナ禍以前はこうした急行運転もあって、丸サボ掲げた1012Fって日常風景だったんです。↓
そしてちびまる子ちゃんラッピングでおなじみの1011Fもこの3月でまる子ラッピングが終了、今夏までに引退の予定とのこと。4月以降はラッピングなしの銀メタで走るようですが、イベント用中心なのか、事実上の離脱なのか気になります。A3000系は第11編成がすでに稼働に入っているため、必要編成数12からすれば、すでに1000系は余剰状態なんで・・・↓
急行運転がなくなり、昨年12月には減便を実施。現在は各停のみ平日朝ラッシュ時6分毎、日中おおむね8分毎となって車両は余裕がありそう。12編成も必要なの?的な感じもありますが・・・↓
・・・現在もA3000と1000の組み合わせでおおむね13編成の運用をキープ。もしも用で慎重な導入を進めているんでしょうか、ま、1000系ファンにはありがたい話。↓
ド派手なまる子ラッピングは最初は目につくも、長らく走って見慣れたせいか、なくなるとなるとちょっと寂しくなります。↓
まあ1011F自体は春以降も残るのですが、さあ、ラッピングを剝がしたらどの銀メタになるのかな?ストライプ?ツルツル?こちらも楽しみですね。引退後も製造が若いので他社への譲渡もあるかもしれません。↓
ちなみにまる子ラッピングの前はブルー基調のストライプが入った静鉄標準カラーとは違ったデザインでした。↓
ブルー基調はデザイン違いで引退した1007Fにも施されていました。かつてテスト塗装をしていたらしくその名残みたい。これはこれでいい感じだったんで、まる子ラッピング剥いだら元のスタイルに戻るかな。↓
そして最後まで残りそうなのがこちら1008F。↓
顔に3色ストライプで側面はドア横のシール広告のみという、おなじみ静鉄カラースタイル。↓
1008Fって元はセノバの全面広告車。ちびまる子と対抗?する緑一色の独特の雰囲気がありました。急行サボもなぜか丸じゃなくて東急チックな縦角スタイルだったんです。↓
ラッピングだけでガラッと雰囲気変わります。↓
1008Fはラッピングが解けたとき廃車かなって思ったんですが、最後まで走ることになりました。↓
教習車になった緑1008F。教習といっても日中は8分間隔の間を縫っていくので結構緊張するいきなりのハードルが高い教習。↓
ラッピングでカバーされてたから?か、外装はまだ新しそうに見えるもアップにするとくたびれ感ありますね。↓
1008Fは2023年度予定のA3012Fが納入された後の引退が確定していますが、以降もイベント用でしばらく残すか、他社譲渡があるのかはまだわかりません。まあ、譲渡となると1011Fとセットで北鉄石川線なんかがいいんでしょうけど、廃線の危機になってるし置き換え車両数としては足りないし・・・さ、どうなるかな・・・あと2編成となった静鉄1000系近況でした。・・・つづく(次回は引退車両の紹介)↓