さよなら筑鉄2000形

11月7日にラストランが発表されている筑豊電鉄2000形。現在平日朝限定の運用も残る?中、休日はさよなら企画でも走ります。最終運転日が月曜日ということなんですが、運行ダイヤから推測するに、楠橋から黒崎までの廃車回送をラストランに仕立て上げたって感じ、なかなか粋なプランニングです。↓

(写真:筑豊香月~楠橋、2018.12)

2003編成の塗装ですが、今後はやりになりそうな前後正面&片側面での非対称2面塗装なんですが、最初はなんのこっちゃっと思ってましたが目の錯覚というかおもしろいんですよね、これ、直方方面で進行方向左側が福岡市内線時代の西鉄マルーン&ベージュの塗装・・・↓

(写真:筑豊香月~楠橋、2018.12)

反対の黒崎方面進行方法左は懐かしのキナデンだ。どうなんてるねんってのが・・・↓

(写真:楠橋~筑豊香月、2018.11)

・・・こうなっております。。。側面反対だとめちゃくちゃ違和感。↓

(写真:通谷~西山、2019.4)

側面減らしての正面から見てもちょっと違和感あるね。↓

(写真:楠橋、2018.11)

でも正面側面同一カラーの角度からだと・・・完璧。面白いですね~↓

(写真:楠橋~筑豊香月、2019.4)

昭和な雰囲気はこちらの西鉄マルーン&ベージュの塗装。ただ、この色で走っていた時代は見ることができませんでした。私はこっちの・・・↓

(写真:楠橋、2018.4)

キナデンが懐かしのチクテツです。偶然にも最後に残った2003編成をかつて写真に収めてました。↓

(写真:筑豊香月~楠橋、1998.10)

西鉄北九州線がまだ現役のころの熊西分岐のキナデン。↓

(写真:熊西~荻原、1998.10)

当時の目玉はこの西鉄1000形の筑鉄運用。ラッシュ時に出てきてたんですが2000年11月の北九州線全廃で引退。↓

(写真:筑豊香月~楠橋、1998.10)

西鉄の単車も入ってきてたんですよね~、筑鉄としても3000形:9、2000形:7の16編成持ってたと思いますが、ラッシュ時には西鉄車も入線してました。というか、西鉄は楠橋の車庫を使ってたんじゃなかったっけ。まあ、もともとは筑鉄って車両を持ってない神戸高速鉄道みたいな会社だったので(西鉄北九州線からの乗り入れ車両で賄っていた)、西鉄車が走っていたのはごく普通の風景でした。↓

(写真:土手ノ内~筑豊香月、1998.10)

キナデンも比較的撮影しやすかったな・・・↓

(写真:感田~筑豊直方、2000.7)

2007~2008年には2000形の古臭さを消すため?7編成あることからレインボー編成と称して編成別にカラフルな塗装に変更。ただ2013年から導入が始まった5000形登場や減便により年々運用を離脱していきます。↓

(写真:西山~通谷、2015.12)

こんな感じで・・・運用離脱→黒崎の端っこで休車状態、ある時廃車宣言→知らないうちに撤去・・・っていう風に消えていきます。↓

(写真:黒崎、2016.5)

確か2016年春のダイヤ改正で日中運用がなくなるとかを聞いて久々に訪問。訪問時は2002、2003、2006の3編成が運用に就いてました。運用離脱前のサービス運用だったような・・・↓

(写真:楠橋~筑豊香月、2015.12)

2000形は2連接車→3連化で誕生したグループ。福岡市内線からと北九州線からと種車が混ぜ混ぜ。福+北+福と福+福+福、北+北+北の3つの組み合わせかな?方向幕が大きいのは北九州線の1000形転用車、北+北+北です。この2006と2007の2編成が大きな方向幕をつけてました。↓

(写真:通谷~西山、2015.12)

有名撮影ポイントの香月~楠橋のサイドシーン。↓

(写真:楠橋~筑豊香月、2015.12)

オレンジはまだしもブルー基調の2000形ってなんだかしっくりこなかったですね、JR発足時にキハ20とかに無理やり派手な色付けたみたいな感じ。↓

(写真:楠橋~筑豊香月、2015.12)

オレンジのほうがキナデンっぽくって気に入ってました。↓

(写真:希望が丘高校前駅~筑豊中間、2015.12)

秘境駅みたいな西山駅。周りは団地なんですが道路アクセスがあまりよくない。店もないし周りが暗いので夜はちょっと怖い感じなんですよ。西側は住宅地までさみしい公園の中を通らないといけないので余計にそう感じます。↓

(写真:西山、2015.12)

新旧の並び。スタイルぜんぜん違いますね。↓

(写真:西山、2015.12)

九州の冬の日の出って遅い・・・8時くらいにならないとまともに日があたりません。↓

(写真:感田~筑豊直方、2015.12)

この2006編成、確か16年春のダイヤ改正前に運用離脱してしまいます。↓

(写真:楠橋~筑豊香月、2015.12)

そのあとは2002編成と・・・↓

(写真:通谷~西山、2016.5)

・・・2003編成だけとなり、かつ平日朝ラッシュ時のみの運用となってしまいます。↓

(写真:通谷~西山、2016.5)

だいたい数分遅れで同じようなスジを走るので楠橋入庫前は・・・↓

(写真:楠橋、2016.5)

・・・そっくりで。。。もともと違う色どうしだったと思いますが、晩年はどちらも藍色カラーになってました。↓

(写真:楠橋、2016.5)

入庫すぐは両編成揃って一時待機。このあと入れ換えで動いちゃうんですがほんの少しこうした横並びが見れました。↓

(写真:楠橋、2016.5)

直方からの車両はラッシュ時といえどこんな感じでガラガラで・・・中間以南をどんどん減便していってるんですが、直方のお客さんはJRがほぼ勝利、かつて国鉄時代は非電化で本数が少なく筑鉄圧勝だったんですが電化後はずいぶんと人流が変わりました。今は香月以北のお客さんを拾うような絵でしょうか、2000形7編成引退に対して5000形4編成増備ってのがよくわかります。↓

(写真:筑豊直方~感田、2016.5)

2017年1月に2002が運用離脱、平日1運用だけになってしまいます。↓

(写真:筑豊直方~感田、2016.5)

その後5004が入ったら2003も離脱と思われるも、なんとこの2022年まで運用離脱せず走り続けます。↓

(写真:筑豊直方~感田、2016.5)

平日朝の1運用だけとなったのですが・・・↓

(写真:希望が丘高校前駅~筑豊中間、2018.7)

2018年秋に今の懐かし塗装になっちゃいました。↓

(写真:筑豊香月~楠橋、2019.4)

こうした並びもあとわずかになりました。改造前からカウントすると御年60歳ほどになる2003。本当にお疲れ様ですね。一足早く引退した2002はクラファンで保存が決定したみたいですが、各地に散った西鉄連接車も年数が経ち引退が近づいてきました。記録はお早めに。↓

(写真:楠橋、2018.11)

2003懐かし塗装のような遊び心は3000形にも。基本の標準色はこちら。↓

(写真:筑豊香月~楠橋、2019.4)

最近はいろいろ塗り替えて、こちら、西鉄大牟田線のアイスグリーン色や・・・↓

(写真:筑豊香月~楠橋、2019.4)

・・・2000形復刻塗装に合わせたものとか。阪堺電車やかつての北九州線の赤電塗装も出てきましたね。小さなローカル鉄道ですが遊びの懐は大きいです。ただこうしたサービスが出てくるとなるとそろそろ3000形も引退車両が出てくるかもしれませんね。3000形は新車じゃなく1000形部品を流用した転用車。2006年?に台車交換などしたのでまだまだ走れると思いますが、それよりも旅客減で運用減となった余剰車両のほうが気になります。近い将来楠橋~直方の廃止も議論されるようになるかもしれません・・・ということで筑鉄乗ったことない人、ぜひこの機会に!SUICAもPASMOもICOCAもOKです。バスみたいな運転手の生放送も聞けて乗り鉄も楽しいですよ。↓

(写真:筑豊香月~楠橋、2019.4)