「おれんじ」の台鐵

なに?1両単行の運行って台鐵にあったっけ?大理の海ってこれじゃないよ、複線だし。単線?!南廻線?なんだこれ?・・・台湾の鉄道車両に慣れている人にとっては似すぎていて錯覚を起こしそう・・・こちら肥薩おれんじ鉄道を走る台鐵コラボ車両なんです。↓

(写真:薩摩大川~西方、2022.8)

カラーリングがあまりにリアルで、「南廻線用にワンマン対応の軽快気動車導入」って記事付けたら本物になるくらい。↓

(写真:薩摩大川~西方、2022.8)

こちら、モデルになったと思われる気動車「DRC1000型」。非電化支線で主に使われる普通車ディーゼルカーで通常は2~4両に組んで単行は基本ないんです。↓

(写真:大華~三貂嶺、2018.8)

もしくはこちら、「DRC1000型」そっくりの特急(自強號)用「DRC3100型」。3両1ユニットで3+3+3や3+3が基本編成。ディーゼル特急用カラーは共通なので、モデル車両は限定されないかも。ちなみに、DRC1000も3000も、他の気動車はみんな日本の気動車によく似てるんですが、実はすべて日本車。DCR1000と3000は日車製だったりする。ただしカラーリングだけは台湾仕様ですね(日本はこの発想でてこない)。↓

(写真:大武、2014.8)

もどってコラボ車両・・・変にリアルに似てる・・・たぶん、おでこに貼ってある架線注意のシールがリアルすぎるんですよ・・・台鐵には18m車体もいませんから違和感あるも、とうとう南東部ローカル区間でワンマン運転開始ってなると信じてしまう人多数でしょう。現在「HSOR-152A」が台鐵カラーなんですが、150番台はイベント車ということで転換クロスシート車両。で、座席のヘッドカバーがまたこれ台鐵のヘッドカバーそっくりに作ってるんですよ。↓

(写真:薩摩大川~西方、2022.8)

側面の台鐵のマークもそのまんまだから、ほんとウソ電。でもこの車両、実は片側半分だけのラッピング。筑鉄2000系の半分ずつ復刻カラーで意外といけるじゃん って思ったんでしょうね。写真真反対側の側面と先頭部は一般色となっています。↓

(写真:薩摩大川~西方、2022.8)

一般色ってこんな感じ。↓

(写真:西方~薩摩大川、2022.8)

おれんじ鉄道は観光誘致に積極的でラッピング車両が多く走ります。くまもん3両の他、台鐵入れて5両の計8両がラッピング車両。おれんじ食堂含めると全19両のうち、10両が衣替えしていることになります。↓

(写真:薩摩高城~草道、2022.8)

ディーゼル車両ばかりなのに電化してるのは貨物が3往復健在のため。ちょっともったいない気もするも架線撤去とディーゼル機関車の運用を考えるとこちらのほうが安かったみたい。貨物が走ってなかったら長崎本線みたいに非電化されていたでしょうね。↓

(写真:薩摩大川~西方、2022.8)

現在台鐵カラーはここ、肥薩おれんじ鉄道と・・・↓

(写真:薩摩大川~西方、2022.8)

・・・しなの鉄道の115系のみとなりました。意匠の関係?車検?一応、カラーリング変更期間が定められてるようなんですが、しな鉄は結構長い間台鐵カラーをまとってます。115系は置き換えが進んでおり、置換タイミングまでカラー維持になりそう。おれんじもしばらくこのままにしてほしいな。あわよくば区間車カラーも追加してほしい・・・反対側あいてるしね。↓

(写真:屋代、2021.4)