117、残るは「WEST EXPRESS 銀河」

1979年に衝撃的デビューを果たした117系も離脱が続き年内にも定期運用が終了しそうですが、一方で1編成は観光列車に改造、117系7000番台「WEST EXPRESS 銀河」として2020年秋から運行を始めました。ということで117系自体はしばらく残ることとなりました。↓

(写真:古座~紀伊姫、2021.10)

好評だった「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の廉価版という位置づけでしょうか、とはいえ、内装はかなり変更。食堂車がない分超豪華とはいきませんが、サンライズをかなりゆったりめにした感じというか、おしゃれさと快適さを追求し、いわゆる「洗練されたデザイン」に仕上がってます。↓

(写真:黒坂~根雨、2022.5)

種車の製造は1980年製ですでに40年の車齢ですが、ほぼ特急用として作られていて頑丈だったからでしょうか、外装内装ともかなり手を入れてはいますが電装機器類はそのまま活用されています。モーター音がかなりデカいんで夜行時は大丈夫?って思いますが、対車内にはしっかり防音されているようです。↓

(写真:田子~和深、2021.10)

編成は6両1編成のみ。運行は基本、京都/大阪から南紀、出雲、下関への往復運行パターンで途中駅での物販や観光のための長めの停車などが設けられ、汽車旅感を満喫できます。↓

(写真:上石見~下石見(信)、2022.5)

今はちょっとした豪華列車ブームなんでこうした類の列車はなかなか予約が取りづらいんですが、瑞風は無理としても銀河は一度くらいは乗っておきたいなあ。↓

(写真:紀伊田原~古座、2021.10)

この銀河については、JR西としてはブームも車両も10年持てばいいかなって感じで117系を抜擢したみたい。好評が続くなら北陸新幹線延伸で大量失業する681系を改造して銀河2世を作るんでしょう。列車閉じ込めやローカル線廃止圧力など、権威主義が出て何かとマイナスイメージがあるJR西として、こうした人気列車は数少ないプラス要因。ブームにはしっかりあやかりたいところです。↓

(写真:周参見~紀伊日置、2021.10)

さあ、今年度の運行は出雲方面からスタート。懐かし塗装やくもで賑わう伯備線ですが、今度こそサンライズと併せて乗ってみたいものです。。。↓

(写真:伯耆大山~岸本、2022.5)