さよなら和田岬線103系

昨夏ごろから離脱の噂が絶えなかった和田岬線103系。年末にかけやたら103系を使ったイベントが多くなり噂は本当かも?って感じるも、直前の2月末に引退のプレスリリースという、ちょっといきなり系の告知となってしまいました。↓

(写真:和田岬~兵庫、2011.3)

まあ、マニアなら感づけよ!ってとこなんでしょうけど、奈良線103系のステルス離脱で広報への嫌味問い合わせが多かったんでしょうか。はたまた最後のイベントにレア感出してプレミアム取る目的なのでしょうか。告知から2週間での引退って急いでますねぇ。さらに先日の週末は運用から外すという計画性ある企みまで(まあ、他のイベントで使う予定があったからなんだけどね)。↓

(写真:兵庫、2011.3)

弔問期間が長いといろんな迷惑行為も増えるからサクッと終わらせたいってのが運営側の本音。本当は告知なしのサイレントにしたかったんでしょうけど、奈良線の件があるしコロナの規制もなくなって言い訳出来ないし・・・てなことで消極姿勢のイベントって感じかな。私がJR職員だったらできるだけイベントなんてやりたくないもんなあ。↓

(写真:兵庫~和田岬、2011.3)

平日+土曜日は通勤客が結構乗ってるんで、あんまりマニア集結は勘弁してよってのもありますし。↓

(写真:和田岬、2011.3)

とはいえ、このご時世で警備コストを投入してイベントしてくれるんだから、有難く思わないとね、感謝感謝。↓

(写真:和田岬~兵庫、2018.8)

ってなことで、この週末土曜日が運行最終日となるんですが・・・↓

(写真:和田岬、2017.7)

9:40から出発式?なんで、朝の通常運行後夕方までの空き時間にピストンダイヤを組んでくれるのかなと想像。↓

(写真:兵庫~和田岬、2017.7)

103系の最終列車は公表しませんとのことですが、夕方便からはおそらく207系でしょうから、それまでのどこかで最終運行になると思われます。↓

(写真:和田岬、2011.3)

ってなことで、暗に「葬式鉄は極力最終土曜日の日中に来て!」って誘導してますね。常連さんの通勤客には迷惑かからないよう精一杯の配慮かな。まあ廃線ではないんで、とんでもない大騒ぎにはならないとは思いますが、リリース後はいきなり来訪客が増えたらしいんでどうか事故のないように・・・↓

(写真:兵庫、2011.3)

ということで、あとわずかとなった和田岬線の103系。距離も短く町中を走る路線なので撮影ポイントは少ないのですが、それでも和田岬線らしいところはいろいろありますよ。まずは定番の兵庫運河のところ。線路の東西(というか南北かな)両方に橋があるので光線状態に合わせて撮影振り分けできます。↓

(写真:和田岬~兵庫、2018.8)

ちなみにこの兵庫運河、かつて神戸市が「運河周りに遊歩道作りたいから」という、何やら怪しい理由でJRに廃止を迫ったんですが、実は赤字の地下鉄海岸線へJRの客を奪う目的だったという、まあ情けない話だったんですよねぇ。JR側も商売人で黒字路線だったから「なんでいきなり廃止なん?」って噛みついて、で、そのまま日本らしく放置→水に流してなかったことにって。しかし、神戸市っていつからこんなショボい自治体になんたんやろう?かつては株式会社神戸市なんて言われてたのに、震災後もしっかりしてたのに、どこからか急にショボショボになってもうた。関西の自慢やったのに。↓

(写真:兵庫~和田岬、2018.8)

あと撮影しやすいところは川崎車両あたりのサイドに余裕があるところかな。ただ高いフェンスがあるから三脚林になるかも。↓

(写真:和田岬~兵庫、2018.8)

バックにそびえる山は高取山。ケーブルカーの駅みたいに見えるのは高取神社で鉄道施設ではありません。↓

(写真:兵庫~和田岬、2011.3)

和田岬駅もドン付きなんでこんな感じの写真も撮れますね。↓

(写真:和田岬、2011.3)

・・ということで、103系、本当にお疲れさまでした。ちなみに和田岬駅には大きな桜が1本生えてるんですが、ここんところの暖かさでもしかしたら最終日には開花して花を添えるかも・・・巡り合えたらすごくラッキーですね、行きたいなあ・・・(おっと!行ったら葬式鉄になってまうやん)↓

(写真:和田岬、2011.3)

そうそう、沿線の御崎公園内には神戸市電の車両も静態保存されているのでお立ち寄りの程。・・・次回懐かしの和田岬線ご紹介。↓

(写真:御崎公園、2011.3)