変わる富良野線②-これまでのイベント列車

来春からH100形に車両が統一される富良野線。イベント列車のほうも老朽化で存廃話もチラホラ出てきたところ。で、富良野線のイベント列車といえばこちら「ノロッコ」号ですよね。↓

(写真:美馬牛~美瑛、2020.7)

現在の正式名称は「富良野・美瑛ノロッコ」号。旭川側に機関車がつくプッシュプル運転で、51形客車改造の専用客車3両での運行が基本のスタイル。夏のシーズンに運行される人気のある列車です。↓

(写真:美馬牛~上富良野、2020.7)

登場当初は客車2両編成のこじんまりしたスタートでした。機関車はDE15-2516ですでに引退した車両。引退後は苗穂工場内で入換機として使われていたようですが現在はすでに解体されてしまったようです。↓

(写真:美瑛~中富良野、2000.6)

何気ない交換風景ですが懐かしの風景になってしまうなんて。この当時、機関車は富良野側についてました。今は旭川側についてます。↓

(写真:西中~中富良野、2000.6)

十勝岳をバックに撮影できたこの場所も今は木々が成長して撮影できないところ。ちなみに車内からだとこの区間は十勝岳が見えません。(当たり前か)↓

(写真:美瑛~美馬牛、2001.6)

旭岳をバックに撮影できたこの場所も線路脇の草刈をしてくれないので難しい場所になってしまいました。↓

(写真:北美瑛~千代ヶ岡、2001.6)

高原じゃないけど高原みたいな風景だったんだけどなあ・・・。↓

(写真:北美瑛~千代ヶ岡、2000.6)

まあ、現在はこうした撮影ポイントも残ってるし、老朽化した機関車もその対応としてDE15 3台をノロッコに当てる体制になったので、H100化後もしばらく残ってくれそう・・・↓

(写真:上富良野~美馬牛、2020.7)

ただ後継機・車両はそろそろ考えないといけない時期、どうするのか・・・釧路のノロッコと併せての話・・・キハ40何両か残してJR東のびゅうコースター風っこみたいなのを作るのかな。↓

(写真:中富良野~ラベンダー畑、2020.7)

現在富良野線ではノロッコ号のほか特別列車は走ってませんが、かつてはいろいろ走ってたんですよ。こちら、映画「ほっぽや」撮影用に魔改造されたキハ12-23こと「キハ40-764」がキハ150に連結された列車。↓

(写真:北美瑛~千代ヶ岡、2000.6)

実は富良野線のためではなく、映画の舞台となった根室本線幾寅駅(映画の幌舞駅)を走るべく富良野~新得で設定された臨時列車「ほっぽや」号の送り込みのために走ってたもの。だから富良野線内はヘッドマークはなし。一般車両として締め切りもしてなかったと思います。↓

(写真:西瑞穂~西神楽、2000.6)

キハ12-23は不思議な雰囲気で好きでしたが魔改造が原因で老朽化が進みすでに引退。先頭だけちょん切られた車両が幾寅駅脇におかれてます。映画では幌舞駅はローカル線の終着駅で廃止されるストーリーでしたがまさかその区間である根室本線が廃止になるって想像もつきませんでした。↓

(写真:美瑛~美馬牛、2000.6)

そしてこちら、ゲテモノ系の「ふらの・びえい雪原ノロッコ」号。冬季限定で1999年冬から3冬季だけ走った列車。↓

(写真:上富良野~西中、2000.2)

このようなラッセル仕様で富良野線を走ってたんですが、なんかすごい発想ですね・・・冬の上川地方って天候悪くてメインスポットの十勝岳が見えない日も多い・・・ってなことでなくなったのかな。夏シーズンに比べ盛り上がりに欠けたのは否めないですね。まだ当時は冬の観光スポットがあまりなかったことも影響してたんでしょう(ラベンダーや畑はないから)。↓

(写真:美瑛~上富良野、2000.2)

キハ183もかつて夏のシーズンは頻繁に入線してました。最近はノロッコ号の積み残し対策として快速仕立ての183が走ってましたが、かつてほどの勢いがなくなったのでしょうか、特別列車が減ったように思います。↓

(写真:上富良野~美馬牛、1996.7)

こちらは懐かしのフラノエクスプレス!フラノとついてましたが札幌と富良野を最短で結ぶ列車として滝川経由っで運行されてました。なのでおそらく富良野線での入線実績がなかったんじゃないのかな?富良野線は観光路線としてまだまだ開拓余地があるところ。H100統一後も引き続き攻めの姿勢でいてほしいですね・・・ということで富良野線でした。↓

(写真:富良野、1989.3)