車両更新中、北鉄浅野川線

東京メトロから日比谷線03系を購入し既存車両を置き換え中の北陸鉄道浅野川線。コーポレートカラーのオレンジの帯ですでに昨年末から運行を開始しています。形式名もメトロの03系をそのまま踏襲。↓

(写真:大河端~三ツ屋、2021.6)

当然ながらメトロ車両は旧京王車両とは少し雰囲気が違い、定番の大野川橋梁での写真もまだまだ新鮮。↓

(写真:蚊爪~粟ヶ崎、2021.6)

ここの初訪問は30年ほど前。18キップでの能登訪問途中の立ち寄りでした。平成元年でもまだまだポンコツ吊り掛け車が跋扈してました。↓

(写真:粟ヶ崎、1989.2)

当時も定番だった大野川橋梁の写真。日中は単行がほとんどで、ちょっとした野上電鉄みたいな・・・すごい電車たちが現役でした。こんなのが金沢の街を普通に走ってたんですよね。↓

(写真:粟ヶ崎~蚊爪、1989.2)

急行運転もありましたね、利用客が少ない駅をすっ飛ばすんですが、所要時間の短縮は数分レベルだったような。↓

(写真:粟ヶ崎~蚊爪、1989.2)

朝夕運転される2両編成も単行モハにクハを足すやり方でした。↓

(写真:粟ヶ崎~蚊爪、1995.4)

内灘の車庫は今も配線が大きく変わりませんが当時ねぐらにした車両たちはすごい面々。1996年の昇圧までこの風景だったんですから驚き。↓

(写真:内灘、1989.2)

四半世紀前のこのあたりはまだ宅地化がはじまったばかりで、のどかな田園が広がってました。↓

(写真:大河端~三ツ屋、1993.4)

白山連峰をバックに撮影できるこのポイントも陸橋が上にかかってしまい、過去の風景となりました・・・↓

(写真:三ツ屋~大河端、1993.4)

背景に陸橋がない三ツ屋駅。なんだか違和感ありますね。↓

(写真:三ツ屋、1995.4)

昇圧後は冷房完備でステンレスの、ちょっと洒落た東京の車両が入ってこれまでの雰囲気が一変。廃線間近のローカル線から都市交通にガラリと変身、金沢駅の地下化も斬新な変化でした。今はなくなった急行も昇圧後もしばらく残ってました。↓

(写真:内灘、1998.8)

今は遠鉄や静鉄のような、しっかりした中堅都市鉄道のような雰囲気になってますね。↓

(写真:内灘、2020.6)

今回置換となる8000系はかつて京王井の頭線を走っていた3000系ですが、浅野川線では裾絞りがない片開戸を800番台、裾絞りがある両開戸を900番台とし、800番台2編成、900番台3編成の2両5編成のストックとなっています。裾絞りは正面で並ぶとわかりますね。↓

(写真:三ツ屋、2020.6)

2020-21年で2編成の03系が入りましたが、製造年が古い800番台が廃車になるのかと思ってたら、玉突きされたのがが900番台の2編成。写真の8903Fが真っ先に引退となりました。↓

(写真:蚊爪~北間、2020.6)

900番台は残り1編成となり、遭遇する確率も5分の1とちょっとレアに。平日朝ラッシュ時のみ3編成での運用となるので、ここでゲットが確率高いですが出庫は運次第。土日は終日2運用のみで三ツ屋の交換をチェックすれば当日の運用がわかります。↓

(写真:内灘~粟ヶ崎、2020.6)

浅野川線はなんとなく伊豆箱根大雄山線のような、川沿いの建物が迫ったようなところを走ります。なので撮影場所が意外と限られますが、手軽に撮れるのは今も昔もかわらない雰囲気の大野川橋梁でしょう。↓

(写真:粟ヶ崎~蚊爪、2020.6)

角度を変えてやったり・・・。↓

(写真:粟ヶ崎~蚊爪、2020.6)

夏場早朝なら東サイドから・・・。↓

(写真:粟ヶ崎~蚊爪、2020.6)

ド定番は夕方にかけて順光となる粟ヶ崎方より とアングルでいろいろ楽しめます。↓

(写真:蚊爪~粟ヶ崎、2021.6)

北間駅北の田んぼ脇も比較的すっきり撮れるポイント。↓

(写真:蚊爪~北間、2020.6)

こちらも光線状態を加味していろんなアングルで楽しめますね。↓

(写真:北間~蚊爪、2020.10)

あとは浅野川堤防脇の三ツ屋駅付近。宅地化や道路の新設などで撮影できるところは少なくなりました。↓

(写真:大河端~三ツ屋、2020.10)

こちら、1編成だけ行先表示がアクリル板固定だった8801F、現在は廃車となった編成から抜いたのか、幕式に交換されてしまいました。↓

(写真:大河端~三ツ屋、2020.10)

あとは好き嫌い分かれるところの内灘近くの歩道橋前後の風景。夜明け前の静かな町の風景なんかだとこんな感じですし・・・↓

(写真:粟ヶ崎~内灘、2020.10)

夏場夕刻は日が回ってきます。↓

(写真:粟ヶ崎~内灘、2020.6)

線路わきからも道路にへばりつくように走る雰囲気が強調できます。↓

(写真:粟ヶ崎~内灘、2020.6)

それにしてもごちゃごちゃしてるところを走ります。↓

(写真:粟ヶ崎~内灘、2020.6)

今は更新の過渡期。こうした新旧の離合も期間限定の楽しみですね。残る3編成の交代は予定されているもいつになるかは未定、まだ少し時間がありそうなので焦らなくていいかもしれません。↓

(写真:三ツ屋、2021.6)

こちらは北鉄のもう1つの路線の石川線。車両更新はこちらのほうが急ぐような気もしますが、600V車なので中古市場では入手困難ということもあり、いろんな噂が飛び交っています。しかし北鉄の本命はバス化・BRT化と思われ、国からの補助金なしでは車両更新も難しいんじゃないでしょうか。↓

(写真:新西金沢、2017.6)

元東急7000系もステンレス車両とはいえ、元京王より疲れた感じになってます。足回りは西武のお古だし、かなり無理やり使ってる感じもありますね。本当は野町から路面電車となって市内を経て金沢駅を結ぶ、富山のようなLRT化にしたらいいんでしょうけど市政はそこまでやりたくないかな。SDGsの時代にふさわしい都市整備になるんでしょうけどね・・・↓

(写真:日御子~小柳、2021.6)