置換進む、神戸市交通局 西神・山手線

開業から3形式ある車両すべてを置き換えるという、なかなか大胆な車両入替が進む神戸市交通局西神山手線。昨年6月には北神急行の事業譲受にて新神戸~西神中央の一体運営が始まりましたが、谷上からの電車賃が大幅に下がって地元は大喜び!一方で神戸電鉄の経営を圧迫するのは間違いなしかな。ちなみに西神・山手線は路線略称で、谷上から、北神線=山手線=西神線=西神延伸線 の4つから成り立ってます。↓

(写真:西神南、2019.9)

こちら開業から走る1000系。1101F~1106Fは1次車の最古参グループ。古いと言っても開業が1977年で他の関西私鉄の古参に比べればそこまで老いてないのかな。↓

(写真:西神南、2019.9)

1107F~1115Fは2次車のグループ。外観が変わらないので区別付きませんね。↓

(写真:伊川谷、2017.11)

開業時から活躍する神戸地下鉄の代表的な顔ですね。22年度にはすべてなくなる予定です。↓

(写真:伊川谷、2017.11)

1116F~1118Fは3次車のグループ。これまた外観が変わらないので区別付きませんね。↓

(写真:伊川谷、2017.11)

引退順が決まっているようで、このグループは最後まで残りそう。↓

(写真:西神南、2019.9)

続いて2000系、4編成しかない少々レアな存在。旧北神急行の7000-A系が5編成あるんで、確率的には2000系に出会うほうが難しかったりします。↓

(写真:伊川谷、2017.11)

スペック的には1000系と同じらしいんですが外観は全く違いますね。2021年度から廃車が始まる予定。↓

(写真:伊川谷、2017.11)

こちらは3000系、1993年から導入された新しいグループ。とはいえ、6000系更新の最初のターゲットになってます。途中で車両更新したりしてなかったからなんでしょうね。ちょっともったいない気が・・・↓

(写真:伊川谷、2017.11)

2000系、3000系はなんとなく日本の地下鉄らしい外観。ただ神戸の地下鉄って市街地だけ地下で、大半はこうした地上を走る高速鉄道風だったりします。北を走る神戸電鉄粟生線のお客を奪ったのがこの地下鉄。とにかく丘陵地帯をトンネルと高架で貫いて神戸へ直結するので、神鉄沿線からバスで地下鉄乗り継いでも便利で早いということから、粟生線廃止の声が聞こえるようになったんですよね。北神急行の市営化も谷上~新開地までのお客さんを奪うのでさらに神戸電鉄を追い込むこととなりました。↓

(写真:伊川谷、2017.11)

こちらは100周年記念での旧神戸市電の標準色を纏った編成。限りなく2000系っぽくなりますね。「乗降者優先」とチンチン電車風に名入れしているところが「にくいね~」。↓

(写真:伊川谷、2017.11)

この特別職編成、先頭車1両だけマルーンになってました。もともと西神・山手線は阪急への乗り入れを考えており、軌道幅も車両長も阪急に合わせてます。もし阪急車両が走ったとしたらこんな感じなんでしょうか。まあ顔つきがかなり違いますがマルーンになるだけでも雰囲気が大きく変わります。↓

(写真:伊川谷、2017.11)

こちらは旧北神急行車両の7000-A系。今は神戸市交通局車両となりましたが、旧塗装の北神カラーで走っています。こちらも6000系への更新予定となってますが、時期は2023-24年くらいと少し先になりそう。↓

(写真:西神南、2019.9)

7000-A系はかつての北神急行7000系。車両更新が済んだ編成から認識別にAがついてます(車体番号はそのまま)。すでに全編成更新完了済みで写真の未更新車(=方向幕車)は絶滅しています。↓

(写真:伊川谷、2017.11)

こちら、西神中央まで開業したばかりの頃。名谷の車庫も草木が伸びておらず総合運動公園から一望できたんですよねえ。↓

(写真:名谷車両基地、1988.5)

学園都市行きもまだ走ってました。↓

(写真:名谷~総合運動公園、1988.5)

こちらは6000系のトップナンバー車。最初の導入車両から編成番号が連番となっており、29編成目である6129Fが6000系の第1編成目となります。すべて6000系に置き換わるとかなり感じが変わりますね。きっちり入れ替えが進んでいるので興味ある方は写真お早めに。↓

(写真:西神南、2019.9)

ちなみにこちらは海岸線を走る5000系。ミニサイズの地下鉄なので西神・山手線との乗り入れはできません。全線地下を走るため撮影できるのは駅のみ。ホームドア設置後はこうした写真も撮れなくなるのでこちらもお早めに。↓

(写真:新長田、2018.8)