祝!台鐵幹線電化完了(1)-さよなら普快車
12/23、台鐵(臺湾鐡道管理局)南廻線の正式電化運用開始となり、念願の幹線電化率100%達成となりました。これに併せてダイヤ改正が行われ、有名な客車普通列車の「普快(プーカイ)車」が廃止となりました。↓
「普快車」は非冷房客車、ドアは手動という、日本のかつてあちこちで走っていた旧型客車と同じ概念。普通列車と快速列車(快車)の合成語ですね。↓
晩年の「普快車」は1日1往復、南廻線だけの運用となってました。↓
もともと南廻線には2往復の普快運用がありましたが片方は先に復興号に昇格。昇格といっても車両が冷房車になっただけで客車のままなんですが、かつては急行用に使った車両なので内装はグレードアップ。復興号料金=區間車料金(=電車を使った普通列車料金)と普快料金より値上げになるんですが、台鐡自体の料金が激安なのでグチはあるも大きな問題にはならなかったんでしょう。↓
普快車両は台鐡最後?の窓全開できる車両なので、海風にあたってゆっくりとした汽車旅なんかを満喫できましたね。残った南廻線は海のそばを走るので似合ってました。とはいえ、大半トンネルなんですがトンネル外の車窓は抜群。↓
今後「普快車」は観光用に運行継続のよう。SL運行の時は普快車両を使うので、定期運用はなくなるもしばらく台鐵には残ります。↓
台東から枋寮へ戻る列車は夕方の黄昏時。太麻里につく頃には薄暗くなっています。↓
テール部分はうら寂しい雰囲気、昔の国鉄時代を思い出しますね~。ええかんじ。↓