独カッセル

シリーズと言っちゃったのでまたまたドイツのトラム。珍しい系を続けて「カッセルモデル」と言われているここカッセル。フランクフルトの東に位置する中核都市。ベルクパルク・ヴィルヘルムスヘーエで観光的には有名。

(写真:Kirchweg、2016.9)

ICEの止まるメイン駅は少し中心地から外れているので補完的にトラムやバスが活躍。ここカッセル・ヴィルヘルムスヘーエ駅前は巨大な1枚屋根の下にトラムとバスが同時発着します。

(写真:Kassel-Wilhelmshöhe、2016.9)

トラムカラーはブルー。車両は5つの形式があるのですが...こちらは450番台の典型的なドイツ顔のデュワグ(現シーメンス)製トラム。400番台のもう一世代前のヤツもいるのですがこの日はお目にかかれず。

(写真:Goethestraße、2016.9)

こちらは一番多く見る600番台と630番台。ドイツにあってボンバルディア製という珍しい存在。600・630は見た目おんなじ、機械的な差があるのかな?

(写真:Wilhelmsstraße/Stadtmuseum、2016.9)

こちらは400番台置き換えで導入した650番台。これもボンバルディア製、技サを受けやすいから同じ会社の系列で導入が続くのかもしれませんね。

(写真:Karthäuserstraße、2016.9)

で、いよいよ本題。こいつはレギオ・トラムという名でブルーのトラムと交じって走ってますがトラム系統と違うRTという系統番号が付いてきます。車両も市内路線からドイツバーンに乗り入れる、ちょっと毛色が違うもの。市内路線に・・というよりドイツバーンから乗り入れる というほうが正しいかもしれません。

(写真:Wilhelmsstraße/Stadtmuseum~Scheidemannplatz、2016.9)

大胆にも行き止まり型の中央駅(ヴィルヘルムス駅に比べてこっちは結構寂れている)に地下で乗り入れるんですよね。 駅舎をくぐって・・・

(写真:Kassel Hbf~Scheidemannplatz、2016.9)

・・出てきたところの駅構内はこんな感じでちょっとした新線の駅。ドイツバーンに乗り入れる車両はアルストム製で2タイプあります。ドイツなのにフランスメーカーってのも珍しい。

(写真:Kassel Hbf、2016.9)

700番台のこいつは交直流タイプ。ドイツバーンを普通にぶっ飛ばします。デカイ車両が走る路線を高速で走るので違和感たっぷり。

(写真:Vellmar-Obervellmar、2016.9)

このモデルは日本も参考になりそう。福井鉄道=えちぜん鉄道の乗り入れなんかがイメージ近いのかな?JRとトラムの乗り入れってちょっとまだ考えられないか。。。そもそも重量級と軽量級の相互乗り入れなんで世界的にもあんまりないですね。

(写真:Vellmar-Obervellmar、2016.9)

そして750番台はディーゼルエンジン搭載のハイブリッドタイプ。電気式ディーゼルなんで加速時はディーゼルエンジンがうなるというものですね。架線がないから変な感じ。

(写真:Ahnatal-Casselbreite、2016.9)

ここは単線。列車交換でDBのREが走り去ります。普通にドイツバーンを走ってるんで当たり前なんですが、さらに変な感じだ。

(写真:Ahnatal-Casselbreite、2016.9)

RT4系統はカッセル北西の郊外を走るので風景はとってものどか。また行けるかな・・・レギオ・トラムのために有名な観光スポットのベルクパルク・ヴィルヘルムスヘーエを飛ばしちゃってるしね。

(写真:Ahnatal-Casselbreite、2016.9)