首都圏は更新ラッシュ(10):東武6050型

昨年末に発表となった来春の東武ダイヤ改正、ちょっと衝撃的で、野岩鉄道での大幅減便と会津鉄道電車撤退、東武との直通普通列車の全廃という、かなりの大ナタで・・・とうとう6050型の運用は野岩での1運用のみとなりそうです。↓

(写真:東武金崎~家中、2020.11)

2017年の春の改正で6050型の浅草乗り入れが廃止。長年続いた長距離快速運転の廃止となったのですが・・・↓

(写真:西新井~竹ノ塚、2016.5)

南栗橋で分割運転される名目にて、南栗橋以北で引き続き日光方面の主力として6050型が運行されました。↓

(写真:東武金崎~家中、2020.11)

まあ、運行の継続性というよりは、この区間の6050型を潤沢にして10000系を他線へ持っていくというねん出目的だったりします。↓

(写真:栃木、2016.11)

2018年秋からは日比谷線から更新転属してきた20400型にて宇都宮線8000系が置き換えられ南栗橋~栃木でも20400型についてはワンマン化。それに合わせて宇都宮線ダイヤも栃木駅での折り返し運転メインから南栗橋~宇都宮での運転が主へと変わりました。こうした風景ももう懐かしですね。↓

(写真:栃木、2016.11)

年々運行頻度を減らしていった6050型。なんとか朝夕は日光線や鬼怒川線などへの送り込み兼ねて南栗橋発着が残っていましたが、この12月に一気に20400型へ置き換えられ、残すは数運用となって風前の灯です。↓

(写真:栃木、2020.11)

すでに急行運用は消滅・・・↓

(写真:栃木、2020.11)

かろうじて上り区間急行のみ残りました。↓

(写真:東武金崎~家中、2020.11)

東武ではリバイバルカラーが出ると廃車になる傾向ですがこの6050型もそれに当てはまりました。↓

(写真:新古河~栗橋、2020.11)

この新藤原行きは数少なく残る運用の1つもリバイバルカラーを狙うのはかなり難しくなりました。↓

(写真:栃木、2020.11)

ちなみにこのリバイバルカラー、濃厚色同士のカラーリングがなかなか新鮮で高級感が出ますよね。↓

(写真:新古河~栗橋、2020.11)

色が変わるだけで雰囲気がこんなに変わります。見かけで判断してはいけないとはいえ、見かけが大事だったりするんです。↓

(写真:新古河~栗橋、2020.11)

さてこの6050型、2両1組が基本で、浅草乗り入れ時は2+2+2の6両で快速または区間快速として運行されてました。下今市で分割され、4両が鬼怒川線、2両が日光へという系統で、鬼怒川線4両はさらに野岩・会津鉄道乗り入れ時に分割され新藤原から2両でその先まで乗り入れてました。↓

(写真:春日部~一ノ割、2016.6)

この6050型は大半が6000型からの改造車で電装周りはかなりのくたびれモード。ただトップナンバー編成6151Fはいまだ現役。メンテナンス力をアピールかな。↓

(写真:栃木、2022.1)

とはいえ6151F~72Fまでは6000型からの改造車ということで優先的に廃車が進んでいます。こちらは昨年解体となった6154F。↓

(写真:栃木、2020.11)

来春ダイヤ改正でもまだ野岩鉄道中心に6050が残ると考えてましたがリバティの事実上の普通列車化(野岩鉄道線内発着は特急料金不要)で普通用電車の運用が1運用でまかなえるようになります。↓

(写真:大桑~大谷向、2021.6)

現在野岩鉄道は6050型100番台を3編成持っています。どれも開業時の新造車でこちら61101F。↓

(写真:家中~東武金崎、2020.11)

61102F。日中はこの写真のように朝運用終了後は夕運用まで時間が空くことから、新藤原から新栃木または南栗橋までの回送が往復すると思われます。↓

(写真:東武金崎~家中、2020.11)

そして61103F。今後は1運用で回るので予備編成で1編成、計2編成あれば十分。今後さらに電車を手放すと野岩鉄道は神戸高速のような車両を持たない鉄道会社になります。↓

(写真:東武金崎~家中、2016.11)

会津鉄道も200番台1編成もってるんですが持ってる意味がなくなるので同時に手放すものと思われます。↓

(写真:西新井~竹ノ塚、2016.6)

どこか中古で買ってくれそうな会社があればいいですが・・箱席で2ドア20m車・・・うーん、大井川鉄道くらいでしょうかねぇ。ただ、ここんところ関西系を持ってきてるんでどうでしょうね。南海21000系がくたびれてきたんで代替で1編成譲り受けるかもしれません。↓

(写真:東武金崎~家中、2016.11)

ダイヤ改正まで残すところ2カ月ほど。すでに急行はすべて・・・↓

(写真:栃木、2020.11)

・・・20400に。そしてこの方向幕LEDも春からはワンマン表記に・・・↓

(写真:栃木、2022.1)

区間急行は・・・↓

(写真:栃木、2020.11)

・・・大半が20400に。この方向幕LEDも春からはワンマン表記で使用期間僅かの表記の模様。↓

(写真:栃木、2022.1)

普通は・・・↓

(写真:栃木、2020.11)

・・・ほとんどが20400に。この方向幕LEDも春からはワンマン表記になるんでしょう。↓

(写真:栃木、2022.1)

こちら6050新造車からの改造された634型「スカイツリートレイン」はしばらくは安泰かな。正面と冷房装置から類推できますが風貌が結構変わってしまってます。↓

(写真:東武金崎~家中、2016.11)

東武の1つの顔でもあった6050型。一部は団体用に残る可能性もありますが・・・↓

(写真:大桑~大谷向、2021.6)

・・・永遠へ旅立ちのときがやってきたようです。撮影はお早めに・・・↓

(写真:栗橋~新古河、2020.11)