近況:専用線-JR宇都宮貨物ターミナル

北関東方面への用事があり、11年ぶりに日本たばこ宇都宮倉庫専用線を訪問。実はスイッチャーが変わって様子を見たいと思っていたところでした。ここはJR東北本線石橋と雀宮との間にある宇都宮貨物ターミナルからわずかに伸びる専用線。今はこの倉庫が「ジェイティ物流東日本支店」となっていますが、JT100%子会社も、ロジだけやらされてるのか、資産も持ってるのかわからないんで、まあ、わかりやすく「JT宇都宮倉庫」と称しておきます。↓

(写真:JT宇都宮倉庫、2022.6)

久々の訪問とあって運用が変わってるかと思いきや、ほぼ同じでした。朝730~745くらい?JR機が貨物ターミナル端っこのJT向け貨車置き場に財源を押し込んできます。その担当者さんが同じなのでしょうか、800くらいにターミナルから専用線を伝ってJR貨物北関東ロジのスタッフ2名が歩いて入場します。スイッチャーは昔と同じく車庫にいます。スイッチャーや線路の点検など行い、830にエンジン始動。車庫から出てきます。↓

(写真:JT宇都宮倉庫、2022.6)

昔と同じく転線を繰り返しての移動開始。旗を使った呼称もしっかりしていて安全対策に抜かりがありません。↓

(写真:JT宇都宮倉庫、2022.6)

東側倉庫の荷役線を1番線と称しましょうか、南半分の分岐線は無視すると車庫まで6本の線路があり、3番線まで転線してきます。↓

(写真:JT宇都宮倉庫、2022.6)

3番線で方向転換。↓

(写真:JT宇都宮倉庫、2022.6)

2番線を経て貨物ターミナルへ。財源のコキを取りに行きます。↓

(写真:JT宇都宮倉庫、2022.6)

貨物ターミナルではスイッチャーがコキに連結するだけなので、貨車を引き連れてすぐに戻ってきます。↓

(写真:JT宇都宮倉庫、2022.6)

貨物ターミナルとは2番線でつながっているのですがそのまま北側のドン付きまで進んでいきます。↓

(写真:JT宇都宮倉庫、2022.6)

この日はコキ4両も。最大両数じゃなかったっけ?前来たときは2両とかあったんで、いつまで持つの・・・?って感じでしたがタバコは減っても電子タバコは堅調なんで若干扱う量が増えたのかな。単なる偶然かもね。↓

(写真:JT宇都宮倉庫、2022.6)

で、ここから荷役線まで移動するのがちょっと面倒。スイッチャーはコキを置いて3番線へ移動。↓

(写真:JT宇都宮倉庫、2022.6)

コキを横目に進んで・・・↓

(写真:JT宇都宮倉庫、2022.6)

2番線にまた転線して・・・↓

(写真:JT宇都宮倉庫、2022.6)

放置コキに連結。↓

(写真:JT宇都宮倉庫、2022.6)

しかしこの位置だと荷役ができる1番線へ動けないんで(ポイントがかかる)、北側へ押し込む作業が発生。↓

(写真:JT宇都宮倉庫、2022.6)

北側キチキチまで寄せちゃいます。コキ5両以上だと対応できないじゃん。↓

(写真:JT宇都宮倉庫、2022.6)

で、念願の1番線への移動。↓

(写真:JT宇都宮倉庫、2022.6)

こんどは1番線南端のギリギリまで突っ込んでいきます。↓

(写真:JT宇都宮倉庫、2022.6)

そして荷役場所となる北側へ寄せるため、ふたたびバックで押していきます。↓

(写真:JT宇都宮倉庫、2022.6)

あともうちょい・・・。↓

(写真:JT宇都宮倉庫、2022.6)

やっと定位置に到着。さっそく倉庫の荷役作業がスタートです。かつて車扱時代に南側の枝線にワムを裁いたり突っ込ませるためこんな配線になったんでしょうね。出庫から荷役線に入れ込むまで約30分の大仕事なんです。ただ簡略化のために車庫を建て替えて配線を直して・・・となったら莫大なコストになっちゃんで、現有施設の有効活用ってことでこの作業なんでしょう。ちなみに10年前の訪問記録はこちら、DB251が活躍していたときですね。今のスイッチャーは保線モーターカーのおさがり。まあ入換用途のみとはいえ、保線のおさがりってのも時代なのかなあ。まあこの専用線が生きてるだけでもありがたいんで。ちなみに午後の出荷も以前通り1400以降~1500あたりのようです。↓

(写真:JT宇都宮倉庫、2022.6)