令和改元スペ:英ウェールズ

元号変更にあやかって・・・振り返りスペシャル。第10弾、イギリス・ウェールズ地方。 イギリスは連邦国家・・ということで西の端っこのウェールズから。地図ではスパッと南北に国境線がありますが、地形から南北で鉄道はつながってなかったりします。ここ首都カーディフにはロンドンからの優等列車も来ます。写真はファースト・グレート・ウェスタン時代、今はGWRと名乗ってますね。

(写真:カーディフ、2010.2)

同じGWRの枝線用の短編成DC。カーディフは非電化なのでDCかDL牽引車両だけの運行。

(写真:カーディフ、2010.2)

ウェールズ域内はバス会社のアリバがオペーレター・・・でした。2018.10からは「Transport For Wales」になってます。新しい塗装はまったく違う赤と白の組み合わせ。このアリバ色もいずれ懐かしカラーとなるでしょう。写真はPacerと呼ばれるレールバスタイプ。カーディフ近郊列車に多用されてます。

(写真:カーディフ、2010.2)

そして貨物列車も多数をカーディフ駅をスルーします。形式集めならカーディフ駅はお勧めかも。

(写真:カーディフ、2010.2)

さて、変わってこちらはウェールズ北部、カーディフから鉄道移動するにはイングランドに入ってリバプールからでしか入れない。ここは有名なコンウィの古城をバックに撮れる撮影ポイント。昔は客車がワンさと走っていたようですが、今はこうしたDCがメイン。優等列車のバージンアトランティックだけが過去の栄華を引き継いでます。

(写真:コンウィ、2018.6)

コンウィの撮影ポイントからはスランディドノへ伸びる支線も撮影可能。写真はSprinterの愛称を持つ150形。旧アリバでの最大勢力も車齢30年目となってきたので更新で延命するか新車導入か、微妙な立ち位置にあると思われます。

(写真:コンウィ、2018.6)

スランディドノへの支線はのどかなローカル線。複線なんですがそんな本数ないのでいつでも単線化可能。ゴルフ発祥の地?でしたっけ?朝から楽しむ人たちも車窓に映ります。

(写真:スランディドノ、2018.6)

日本での開国後の鉄道コピーはイギリス。なので、こうした腕木式信号もそっくりですね~。この175形は1990年代導入の、比較的新しいグループ。2両1ユニットと3両1ユニットの2タイプが存在します。

(写真:スランディドノ、2018.6)

そして、ここスランディドノへ来た目的はこいつ、Great Orme Tramway。見た目トラムですが実はケーブルカー、しかも上部軌道と下部軌道と2ラインで1組。下部軌道がケーブルカーなんですがこのように一部が路面電車となってます。というか、併用軌道はすごいところを走るんですよね。

(写真:スランディドノ、2018.6)

勾配もかなりキツイ!麓から歩きましたがクタクタになりました。。。もともと架線があったそうなんですが、バッテリー搭載で撤去し御覧の通りすっきりとなってます。

(写真:スランディドノ、2018.6)

途中、交換できる場所があって輸送力を稼いでます。架線がないんでなんかへんてこりん。

(写真:スランディドノ、2018.6)

こちらは上部軌道。トラムとはいえ、普通のケーブルカーの外観ですね。すごいのが途中道をまたぐため踏切があること。踏切にロープが残ったままになるんでこれも面白いです。上部軌道にも交換設備があるため、下部と同様の輸送力があります。終点のグレート・オーム・サミットは眺め抜群です。

(写真:スランディドノ、2018.6)