さよならアストラムライン6000系

1994年夏に開業した広島高速交通、通称アストラムライン。開業時から走る6000系も新しい7000系への置換が進み、とうとうラスト1編成のみとなりました。↓

(写真:安東~毘沙門台、2023.6)

AGTと呼ばれる軌道枠内をゴムタイヤで走るいわゆる新交通システム(ゆりかもめやニュートラムみたいな設備の鉄道)で車両も少々コンパクト。開業前の工事では橋げた落下で下を走る車が下敷きになって多数の死傷者を出すトンデモ事故もありましたね。↓

(写真:安東~毘沙門台、2022.10)

開業時導入車両の6000系は23本、1999年に増発用に6000系そっくりさんの1000系1本の計24本で運用を回していました。6両編成1ユニットで定員280名強、20m車両1両で定員が約150名くらいなので、一般的な電車2両分相当のスケールです。↓

(写真:高取~上安、2022.10)

7000系への置き換えは2019年からスタート。開業から25年でちょっと早い感じもあるも、AGTの特殊性から更新するより新製したほうが安価とかなんかで重工から押し売りされたのでしょうか? 鉄道会社なら整備士が独自で手を入れれるけどザ・公共交通だとそういうノウハウも持たないし貯めていけない、意思決定者は予算さえとれりゃいいから結果的にメーカーの言いなりなりやすい。だから公共事業はおいしいっていう話につながるわけだけども・・・↓

(写真:大町~毘沙門台、2023.6)

7000系の車番は31からスタート。写真の41番だと11番目に入った編成ってこと。カラーリングは踏襲もデザインは最近のAGT車両らしい角ばった感じとなってます。↓

(写真:高取~上安、2022.10)

7000系の増備は6000+1000系分と同じ24編成、先日54番(=24編成目)が導入されたため、増備自体が完了しました。↓

(写真:安東~毘沙門台、2022.10)

7000系には一部ラッピング車も入ってます。カラーリングが埼玉新都市交通や舎人ライナーっぽく見えたりします。↓

(写真:安東~毘沙門台、2022.10)

で、残る6000系は18番編成のみとなってるようで最後さよなら運転なんかをやってくれるかどうか・・・のようで。↓

(写真:大町~毘沙門台、2023.6)

6000系にもラッピング車もいましたがすでに廃車。↓

(写真:安東~毘沙門台、2023.6)

広島の街にすっかり馴染んだ6000系も、気が付けば、7000系導入から5年、今春で見納めとなっちゃいそうです。↓

(写真:安東~毘沙門台、2023.6)

24編成あるし、5年くらいかけてって言うからしばらくいるやん、って思ってたらこういうのって一気になくなっちゃうんですよね~↓

(写真:伴~長楽寺、2023.6)

ちなみに撮影ポイントは毘沙門台駅周辺がお手軽でお勧め。駅から小高い丘へ通じる歩道から高さに応じていろんなアングルで写真を楽しめます。↓

(写真:大町、2023.6)

駅撮りなら緑が増えてくる大町以西がお勧めでしょうか。↓

(写真:大原~伴、2023.6)

これからだと6000系はあと1編成なので平日朝ラッシュ狙いとかで捕まえるしかないかな。↓

(写真:安東~毘沙門台、2022.10)

西広島までの延伸が決まりましたが7000系を増備するのか8000系とか出てくるのか、ま、10年後とかなんでどうなるやら。。。とにかく、6000系さん、お疲れさまでした。↓

(写真:毘沙門台、2022.10)

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