車両更新、岳南電車に何が来る?

昨秋にリリースされた岳南電車の再建計画にて、2026年度、2027年度に車両更新する内容が開示されました。対象となるのは7000形7003と8000形の1編成。どちらも京王井の頭線で活躍した3000系の中間車改造車両です。↓

(写真:神谷~須津、2023.3)

もともと7000形2両とも更新の予定でしたが調達車両の都合からでしょうか、懐かしの井の頭線カラーになった7001は当面温存されるようです。↓

(写真:吉原本町~ジヤトコ前、2020.12)

岳南って戦後開業の比較的新しい鉄道だったりするんですが、車両をきちっと整えたのは1980年代になってから。東急の青ガエルちゃんで統一してからなんですよね。↓

(写真:吉原~日産前、1996.2)

当時の岳南カラーを引き継いで赤ガエルとなった4編成は1996年の現在の京王中古車導入までがんばります。↓

(写真:吉原~日産前、1995.6)

ちなみに吉原方についていたクハは中間車の先頭車化車両だったんですが、流線型もそっくりに作ってますよね。。。↓

(写真:日産前~吉原、1996.2)

最終的に予備車として2002年の8000形導入まで運用に就いてたみたいですが、まあ、導入された7000形って3両とも単行車、朝ラッシュ時はきつかったのか?5000形が長らく温存されていたのかもしれません。(7002+7003はあったかもしれませんが)↓

(写真:岳南原田、1996.2)

で、1996年~1997年に置き換えたのが京王井の頭線車両改造の7000形3両の単行車両。初の冷房車としてかなりのサービス向上となります。まずこちらの7001・・・↓

(写真:岳南富士岡~須津、2016.1)

現在は部品取り車両となって運用離脱してしまった7002・・・↓

(写真:吉原本町~ジャトコ前、2016.2)

導入時のオリジナル塗装のままで現在も活躍する7003・・・という具合。↓

(写真:ジャトコ前~吉原、2016.2)

うち7001は先述の通り井の頭線復刻カラーとなり、現在は岳南色ではなくなっています。↓

(写真:神谷~須津、2023.3)

20002年にやってきた追加の京王中古車の8000形、2両編成1ユニットのみの配属となりました。↓

(写真:岳南江尾、2010.11)

7000形と同じ京王3000系の中古車ですが2両編成ということでカラーリングを緑に。かつ、竹取物語発祥の地?ってことで「がくちゃんかぐや富士」の愛称をもらい、そのステッカーが前面に貼り付けられました。↓

(写真:吉原~日産前、2005.2)

8000形の運転シーンってあんまり見かけなくて、大体は朝ラッシュ時対応で岳南江尾で昼休みってのが多かった印象。↓

(写真:ジャトコ前~吉原、2010.12)

岳南富士岡の車庫で珍しくステッカーはがして入庫していたのを見てどうなるんだろう・・・って思ってたら・・・↓

(写真:岳南富士岡、2021.12)

70周年記念事業でかつての5000形のカラーリングに塗装が変わってました。前面が金太郎塗りにあったのが7000形と違うところですね。↓

(写真:神谷~須津、2022.12)

かつては日中の運行はあまりなかったんですが、7002引退後は割と日中にも運用に就くようになりました。↓

(写真:神谷~須津、2023.3)

引退車両に指定されてますが運用が読めないのでまだの方はちょくちょく訪問してみてください。↓

(写真:岳南江尾、2023.3)

あと単行でよく目にするのは7003。こちらも引退車両として指定されてます。7001が井の頭カラーになって7002が引退したので、運用に就くオリジナル塗装はこの7003だけとなってます。↓

(写真:ジャトコ前~吉原、2016.2)

最近は結構デコられ気味で、こんな達磨姿になったり・・・↓

(写真:ジャトコ前~吉原、2020.12)

トナカイさんにも・・・↓

(写真:須津~神谷、2021.12)

サンタにもなりましたな・・・↓

(写真:神谷~須津、2021.12)

花柄にもなってましたね・・・今年の正月もデコられてますし・・・↓

(写真:岳南江尾~神谷、2023.3)

昔からヘッドマークなんかも結構積極的につけてくれるし・・・↓

(写真:吉原、2023.3)

小さな所帯ながらいろいろ楽しませてくれています・・・↓

(写真:神谷~須津、2021.12)

次に入ってくるのは20m2両ということでどうなるんでしょう・・・↓

(写真:吉原、2023.3)

私の岳南のイメージって貨物なんですが、電車は流線型ってイメージも5000形からあるしね・・・↓

(写真:ジャトコ前~吉原、2023.3)

かつての貨物ってこれ!↓

(写真:日産前~吉原、1996.2)

めっちゃ渋い機関車と茶ワムの世界・・・↓

(写真:日産前~吉原、1996.3)

比奈駅まわりでの貨車の入れ替えはすごかった・・・↓

(写真:比奈、1996.3)

入れ替えの合間に小さな電車が通っていくイメージ・・・↓

(写真:比奈、2010.11)

古豪の入換専用機もうろうろしてました。↓

(写真:比奈、2010.11)

晩年はコキ化や青ワム対応などJR貨に追随し機関車も塗装を一新したりしてたんですが・・・↓

(写真:比奈、2010.11)

ま、今となってはこんな当然だった姿が211まで消えるという、時代の変化ってすごってのもありますが・・・↓

(写真:吉原、2010.11)

2012年で貨物は廃止。岳南はつぶれるかなってところまで追い詰められますが富士市などが経営支援、なんとか今まで運行が続けられています。↓

(写真:吉原~ジャトコ前、2010.11)

7002が引退するときは部品取りとして7001や7003、8001Fを支えるという、ちょっとかわいそうな感じでしたがかなり急な感じで運用離脱、改めて大丈夫かいな?とちょっと心配しましたが・・・↓

(写真:ジャトコ前~吉原、2016.2)

同じグループの富士急から引退した1200形を譲り受け9000形として増備、4編成を維持することができました。。↓

(写真:ジャトコ前~吉原、2018.12)

とはいえ、こちらもかなりの古豪さん。ラッシュ時運用優先でたいてい岳南江尾で昼寝してます。↓

(写真:岳南江尾、2022.12)

前述の9000とこちらの7001はしばらく残るんですが、種車から御年50年は経つので長居はできないかな。↓

(写真:岳南原田~本吉原、2021.12)

更新時期のタイミングから次くる車両は東武の10030とかJR海の213、JR東のE127とか、諸説ありますが、さあ、どこから何が来るんだろう。。。かなりのお楽しみですね。↓

(写真:ジャトコ前~吉原、2016.2)

ただこうした単行運転は7001だけに。おそらく新系列導入後は走行距離温存でイベント専用になるかもしれませんね。↓

(写真:須津~神谷、2016.2)

・・・ということでまだまだ先の車両更新ですが、あっという間に2年なんか経っちゃうんで気になる方はお早めに。↓

(写真:岳南原田、2016.2)

以上、岳南の車両更新のお話でした。(新年で無理やり富士山ネタってことだったりしました・・・)↓

(写真:本吉原~ジャトコ前、2018.12)

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