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■ミニ風景をお楽しみください■
ロンドン地下鉄 Location at Rayners Lane、London (2009)
ロンドンを網の目上に走るロンドン地下鉄は赤、青、白のユニオンジャックベースの配色で先頭車両は前面赤という特徴があります。さらに車両限界が2タイプあって、古く開業したものはトンネルギリギリのチューブ状。
ピカデリー線(青)とメトロポリタン線(紫)とが交わるレイナーズ・レーン駅はチューブタイプと標準タイプとが共用になっています。写真のようにこれだけ違うサイズなのでホーム高も合わないにも関わらず不便なく皆さん利用しています。
ロンドン地下鉄&オーバーグラウンド&サウス・ウェスト・トレインズ Location at Richmond、London (2009)
ロンドン地下鉄ディストリクト線終点の1つリッチモンド駅手前陸橋からの風景。この駅は地下鉄側が「ロンドン・オーバーグラウンド」と呼ばれる地上版地下鉄(旧国鉄路線を電車化)と共用。写真右側がナショナル・レールで、その上をイングランド南部をほぼ網羅するサウス・ウェスト・トレインズが走ります。
ロンドンは架線からの給電より第3軌条や第4軌条(地下鉄)のような、ゲタ集電が多く、レールはごちゃついて見えます。ちなみに信じられないことに第3軌条でも踏切があり、線路内立ち入りは相当危険です。
ドックランズ・ライト・レール Location at Westferry, London (2009)
ロンドン東部の郊外を結ぶ、旧国鉄線を利用した鉄道で、ライトレールというよりミニ地下鉄地上版という感じです。もともと造船業で栄えたドックランズの再開発を機に整備された鉄道で、ニュータウンと中心地を結ぶような役割を持っています。現在も路線延長が進められており、ロンドン鉄道での一大勢力になりつつあります。
ドックランズLR内ではロンドン地下鉄とは別の運賃形態をとってますが、1日乗車券などは同一ゾーンでの適用となっており、地下鉄のもので利用可能です。(一部路線を除きナショナル・レール各線で利用可)
ガートウィック・エクスプレス Location at Victoria to Battersea Park, London (2009)
ロンドン国内線ターミナル空港「ガートウィック」と市内を結ぶ急行電車。同様に国際線空港と結ぶ「ヒースロー・エクスプレス」と比べて斬新なデザインは誰の目にも留まる派手さがあります。
レッドツェッペリンのアルバムジャケットにも使われた(と思います・・)旧発電所をバックに撮れるこの撮影地は現地では有名な鉄スポット。第3軌条なので架線もなくすっきりです。
ヨーク駅 Location at York, England (1997)
イングランド北部の古都「ヨーク」の起源はローマ時代に遡るとも言われ、古い城壁などが残ります。狭い路地にお店が並ぶ「シャンブルズ」を通り、大聖堂「ヨーク・ミンスター」へ行くコースは観光のお勧めルートです。ヨーク駅近くにはイギリス国立鉄道博物館もあり、数多くの機関車などが展示されています。
写真の時期、まだ国鉄時代のカラーリングの車両が多数走っていました。幹線を走る特急列車は「インターシティ」と呼ばれ、ドイツのICEのようなカラーリングでしたが今はこうした塗色の列車は見れなくなりました。
EWS貨物列車 Location at Cardiff, Wales (2009)
イギリス4大貨物鉄道の1つ、イングリッシュ・ウェルシュ・スコティッシュ鉄道の貨物列車。クラス59が牽引する専用列車です。2007年にドイツ鉄道に買収され、イギリスの鉄道とはいえ経営はドイツという面白い構造になっています。
平日はこうした専用列車、コンテナ列車などが結構頻繁に運転されており、幹線郊外駅にいればこうした光景にお目にかかれます。ロンドン市内へはバイパス線を使って入ってこないため、少し郊外へ足を伸ばすほうが捉まりやすいでしょう。
ノッティンガム・エクスプレス・トランジット Location at Westfield Broadmarsh in Nottingham, England (2010)
イングランド中部にある、ロビン・フッド伝説で有名な町、ノッティンガムには2004年開業の真新しいトラムが運行されています。イギリスでは他の欧州諸国と違ってこれまでトラムに力を入れてきませんでしたが、環境にやさしい鉄道として見直され、2000年頃にいくつか開業しています。
ここのトラムはナショナル・レール駅から中心部に向かって路線が延び利便性を追求しています。丘に作られた町なので結構アップダウンがあり、意外と1駅だけでも乗りたくなります。市外を抜けると貨物線の廃線を使い郊外を結びます。
ミッドランド・メトロ Location at St Paul's to Jewellery Quarter in Birmingham, England (2010)
中西部の大都市バーミンガムとウォルヴァーハンプトンを結ぶ役20kmのライトレール。基本的には廃線を利用したトラムで道路上を走るところはウォルヴァーハンプトン付近だけです。1999年開業とあって車両は新しく、低床式で乗り降りも便利です。欧州で一般的な信用乗車性ではなく、全列車とも車掌が乗車しており、切符はすべて車掌から購入します。
路線拡張の計画もありバーミンガム市内への乗り入れ、空港への乗り入れが検討されています。ただ市内への乗り入れはナショナルレール上を走るしか乗り入れは難しそうに思われます。
アリバ・トレインズ・ウェールズ Location at Cardiff, Wales (2009)
ウェールズをカバーするオペレーターが「アリバ・トレインズ・ウェールズ」。黄色と青緑色のコーポレートカラーをまとった車両が特徴です。ウェールズの首都カーディフ以外の路線は完全なローカル線で、カーディフといえどレールバス主体のコミュータートレインが走っているような、こじんまりした鉄道です。
写真のカーディフ駅への線路は各路線が集まる要衝にもあるため、日本ではお目にかかれない非電化複々線構造となっており、次々とやってくる列車を眺めているだけでも楽しくなります。
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