(旅客)バンコク:フワランポーン~アランヤプラテート255km・
バンプルタルアン184km
(参考)
タイ国鉄ホームページ(English)
タイ鉄道情報(日)
タイ国鉄東本線時刻表(2013.8.27改正)
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バンコクとタイ東部のカンボジア国境に近いアランヤプラテート(อรัญประเทศ Aranyaprathet)とパタヤ方面のバンプルタルアン(บ้านพลูตาหลวง Ban Plu Ta Luang)を結ぶ東本線は準幹線で、長距離旅客列車はアランヤプラテートへ1日2往復、パタヤ方面のバンプルタルアンへ1日1往復運転されます。
バンコク近郊では分岐駅となるチャチュンサオ(ฉะเชิงเทรา Chachoengsao)までコミューター的な列車が合間に設定されています。
東本線は基本貨物運用がメイン。力を入れれば旅客でもそこそこお客さんが取れると思うのですが、高速道路が発達しすでに移動手段はバスに取って代わられています。バスのほうが早くて冷房も効いているという具合。
路線はバンコク-フワランポーン駅を出た列車は北本線と並走後、進行方向右に分岐します。そのまま分岐駅のチャチュンサオまでほぼ東に進みます。チャチュンサオで二手に別れ、それぞれの目的地へつながります。貨物列車はパタヤの南にあるサタヒップやタイ最大の港ラムチャバンからフアタケにある貨物ターミナルや東北本線へつながるバイパス線を使って旅客列車より頻度ある運転がされているようです。
旅客列車はDCと客車が使われ、近距離列車は客車4~6両、DCは3~4両の組み合わせがよく使われています。
バンコク市内は北本線分岐点~マッカサンまでは線路脇にはスラムがつくられ、また線路上にはゴミが散らかるなど東南アジアっぽい雰囲気があります。町の真ん中を走っていますが本数が少なく、市内電車の色合いはありません。
また分岐点~マッカサンは見た目は複線ですが、北本線バーンスー駅へ行き来する列車は北側路線を、フワランボーン駅へ入る列車は南側路線を使う、複単線となっています。マッカサンから先は単線となり、フアマーク~チャチュンサオは複線(3線)となります。
なお、東本線の線路脇を使って新しく開業した新空港のスワンナプーム・バンコク国際空港までの鉄道連絡「エアポート・レール・リンク」が2010年8月23日に開業。市内のパヤタイ(พญาไท Phayathai)~ラートクラバン(ลาดกระบัง Lat Krabang)を経て、スワンナプーム空港までがきれいな電車で結ばれました。
始発駅となるパヤタイ駅でBTSに、途中のマッカサン駅で地下鉄ベッチャブリー駅に接続します。東本線とはラートクラバンとフアタケの間で分岐し、スワンナプーム空港まで乗り入れます。この新線はもともと国鉄の電車化計画の一部ですが、高架橋の欠陥などで工事が延び、かつ、資金不足から当面この区間だけの電車化のみで停滞しそうです。
撮影ポイント
バンコク市内でもっとも手軽に撮れるのはスカイトレイン(BTS)スクンビット線パヤタイ駅からのショット。高架橋の駅の真下に東本線が通っており、改札階から安全に手軽に撮影できます。
パヤタイ駅はスカイトレイン駅としても訪問に便利な上、雨の日でもOK、空港への帰り道にもちょっと立ち寄って写真が撮れるという、とっても便利なところです。
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