幸福水泥鶯歌儲運站
台鐵鶯歌駅~儲運站 0.2km?
2014年春頃廃止?
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陶器で有名な台北郊外の鶯歌(インクー)駅には貨物ヤードに隣接して幸福セメント(幸福水泥)の鶯歌サービスステーションがありました。東澳にある幸福セメントの工場(製造廠)からの貨車が発着。貨物は朝に到着、午前中に積車のセメントを抜き取る入換を行っていました。
現在は軍への引込み線向けの貨物と隣接する砕石置き場への貨車は引き続き発着しています。南側の保線区は日中も水タンクを動かしたりしてスイッチャーがうろうろします。
セメント専用線
幸福セメントは台湾の中堅セメントメーカーで、北廻線東澳駅から貨車による出荷が行われています。現在はサービスステーションの残る七堵向けだけもしくは廃止されたかもしれません。
鶯歌にあったサービスステーションは日本のそれとは風貌が全く違い、かなり小汚い、ボロボロの設備でした。(台湾は施設の外観をあまり気にしないのでこんなもんかもしれません)荷受線が1本のみ、貨車が最大5両までとなっており、日常的に入換が発生しました。
スイッチャーは2台あって、メイン機と予備機の関係のご様子。スイッチャーは線路の構造から台北側についての入換でした。
入換風景(2012.5現在)
入換はいたって単純した。到着した積車を分割して荷役線へ入れていきます。抜き取りが終わると返空を戻し、次の積車を荷役線へ入れていきます。1時間ごとくらいに2~3回ほど作業します。
スイッチャーは15tくらいなのかな?かなり小汚い台湾らしい風貌の黄色のスイッチャーと赤の半キャブ君がいます。黄色は台灣北晟重機(PHM:Pacific Heavy Machine)製で、PHM機は台鐵のあちこちに入換動車として活躍します。日本の協三みたいな存在ですね。赤君もPHM製と思います。
基本黄色君が入換に就きます。出力が弱いのか、動きは緩慢でのんびり入換している感じ。運転とポイント切り替え・連結操作の2人態勢で日本と同じです。
このセメント施設、通常抜き取り部は雨ヨケなんかがあるんですが完全な野ざらし。一体どうやってセメントを抜いているのか・・・とよく写真をみると、単にエアーで抜き出すパイプが1本!わお、こんなんでいいんかい!
作業は午前中に終わる模様。毎日入換してるかどうかは不明も台湾の土曜日は基本平日扱いなので動いていましたね。軍用貨車も入ってくるのでどう狭い構内で貨車を捌いていたのかな。
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