台灣鐵路管理局
沙崙線:中洲-沙崙 5.3km 複線電化
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沙崙線は高鐵台南駅と台南市街を結ぶ連絡線として作られた台鐵の新線で、開業は2011年1月2日。南廻線開業以来の新線となった新しい路線となりました。台鐵縦貫線中洲駅から分岐し、東に位置する高鐵台南駅とを結びます。途中長榮大學駅が1つあり、その名の通り長榮大學の真ん前に駅があります。
中洲からの路線は終点まで全線複線高架となっており、専用に改造されたEMU600形電車が主力となっています。概ね30分ヘッドで台南~沙崙(高鐵台南)を結び、概ね2本に1本は台南の北、南科まで運行されています。南科までの列車は客扱いをせずそのまま次の善化まで行って折り返します(善化での客扱いはしない)。一部列車は嘉義まで乗り入れたり、中洲発着もあります。
同じ高鐵駅と市街の短絡線である六家線(高鐵新竹と新竹市街を結ぶ)とは違って台南エリアのコミュニティ電車の位置づけに近く、そこそこの乗車があります。さすがに終点の沙崙駅は開発未着手とあって利用者はほぼ高鐵利用者です。
ちなみユユカは沙崙線全駅と中洲~台南~南科の各駅で利用可能(2013.6.30現在)です。ただしこの台南エリアを越えた利用はアウトです。
沿線風景・路線紹介
起点となる中洲駅は2面4線構造で、日本の大手私鉄の郊外駅のような雰囲気です。ほとんどの電車は台南からやってくるのでこの駅での乗換利用は中洲以南から来る列車からとなります。
中洲を出ると終点沙崙まで全線高架となります。用地買収の影響もあったのでしょうか、いきなりRのきついカーブをグネグネ進みます。長榮大學駅まではグネグネと進んでいきます。
長榮大學駅は高架の2面2線の駅。大きなキャンパスが駅からも見えてちょっと台湾らしくない駅です。ただコンコースはなんでこんな感じ?っていう、やっぱ台湾かなあというエントランスだったりします。
終点の沙崙は直前で直角に曲がり高鐵線路と平行して到着。2線1面の島式ホームは六家駅と同じ感じです。全線高架で眺めはいいですが、大半が田んぼののどかな風景を進みます。いずれば宅地に変わっていくんでしょうね。
撮影ガイド
高架を走るので駅撮りくらいしかありません。おのずと長榮大學か沙崙になっちゃいます。EMU600ばかり、たまに500が入るくらいと、撮影としてはあまり面白くない路線です。
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