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鉄道がある風景

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Page Start 2013.5.25 最終更新日【2013.5.30】
「集集觀光小火車」 (ジージー-観光ミニSL)




DATA
集集火車站-明新書院站 1.4km
単線、非電化
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解説・観光スポット
集集觀光小火車は集集線集集駅前から道路上に東に伸びる観光鉄道です。鉄道とはいえ遊戯鉄道に近い部類でしょうか。重油ベース(だと思いますが未確認)のミニSLが半オープン客車を牽引して1.4kmの線路を走ります。歩道と車道の境目あたりに線路が引かれているのでさながら路面電車という感じです。

軌間は762mmの軽便鉄道仕様で駅は両終点部の2か所あります。集集駅側がその名の通り「集集」駅、車埕方向の終点が「明新書院」で史跡である明新書院が近くにあります。また軍史公園も近くにあります(確かもともと集集駅前にあったような・・)。

車庫は中間地点に設けられ、ガラス張りの展示室のようになっています。入らない車両は明新書院のさらに先っぽを留置扱いしています。

もともとこの鉄道、1999年の921大震災後に地域復興を願って地元南投縣集集鎮(「鎮」は日本の市町村単位と同等)が建設。集集駅舎脇には立派な車庫と転車台も備え付けられました。2001年に工事は完成したのですが、その後政府からの公道上の運行許可が下りず開店休業状態が長く続いていました。

2009年7月にようやく道路との交差部分に監視員を置くことで暫定での運行許可がおり、完成後10年近くが経ってからの運行となりました。ただ 暫定開業の許可のみだったので、この年の7月19日から9月20日までの2ヶ月間のみ営業となりました。

その後安全対策で線路まわりには鉄柵を設置、公道に隣接して設けられていた転車台は撤去され、転車台あとにはメリーゴーラウンドが、車庫もお土産物屋さんが並ぶショッピングセンターのようになってしまいました。運行も単純往復で下り方向になる二水側に機関車が固定され、2台あったSLも1台は明新書院駅奥に留置されちゃいました。たぶんポイント操作がダメってことでこれら設備撤去となったんでしょうね。

2013年2月からようやく正式な営業運転にこぎつけ、土日のみの運行で9:00~17:00の運転がスタートしました(とはいってもまだとりあえず状態みたい)。列車はSL+2~4両の客車を牽引、40分毎での運行と案内が出ていますが、おそらく乗客の数に合わせて適当に運転するダイヤなんでしょうね。集集駅前の乗り場は遊戯鉄道っぽい雰囲気。一回の乗車は100元で往復料金となっています。100cm以下の子供は無料です。

ちなみにこの鉄道、当初計画では集集の集落を一周する約5kmほどの路線計画を持ってました(もともとの名前には鉄道名に「環鎮」と付いていた)。

集集までの足ですが、台北からだと台中まで高鐵で移動。高鐵台中駅と接続する台鐵新烏樹で在来線に乗り換えて集集線直通列車に乗って入るのが一番早くて便利です。 もちろん台北から在来線でのんびり旅行というのもいいでしょう。集集駅は昔ながらの木造駅で硬券切符も売ってます。小さな町なのでぶらりと廻って見てもいいですし、レンタサイクルで「緑色隧道」まで足を伸ばすのもいいでしょう。



「鉄道がある風景」/RailScape
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