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ニュージーランドの鉄道 TITLE
Page Start 2006.8.6  【最終更新日 2008.7.21】
「Taieri Gorge Railway -The Taieri Gorge Limited train(タイエリ峡谷鉄道)
山深い峡谷を走る
DATA
タイエリ峡谷鉄道WEBSITE

⇒タイエリ峡谷鉄道マップ
(C)Taieri Gorge Railway

撮影地ガイド
峡谷側だと簡単に撮れるのがダニーデン~ウィンガツイ。キウイ・レール上を走る区間がアクセス良く便利です。

峡谷らしい中を走る風景への車のアクセスはちょっとたいへんで、渓谷入り口のウィンガツイ~パレラまでの撮影が便利です。ダートの山道を入っていきますが案外普通の乗用車でもOKです。途中俯瞰撮影ポイントと大鉄橋を撮影することができます。

また、北へ行く列車の場合はダニーデン~ワーミングトンまでの海岸沿いや山越えの部分、ワーミングトン以北の丘陵地で思い思いの撮影が可能です。

《GALLERY》
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解説
タイエリ渓谷鉄道は、旧NZ国鉄の廃線を利用した観光鉄道で、南島第2の都市ダニーデンからプケランギを経てミドルマーチにいたる路線です。ブルーとオレンジに色分けされた機関車と黄色のレトロ客車が特徴で、豪華展望車も連結されます。車内には売店も併設され簡単な食事を取ることも可能です。

ダニーデンからは途中ウィンガトゥイまでの分岐点までKiwi Railと同じ線路を走ります。ダニーデンを出た列車は丘陵上の街を抜けていきます。長めのトンネルを過ぎると分岐点のウィンガトュイ。列車は右手に山に向けて進んでいきます。勾配のあるくねくねした線路を登りきると大鉄橋が現れます。

ここから名前のとおりのタイエリ峡谷を列車が進んでいきます。あれたごつごつした山々と大きな石が転がる川を縫うように進みます。峡谷は結構深く、まばらに生える木々と石がごろごろする谷底が奇妙な風景をつくります。途中で左岸から右岸へ線路が移るため、左右どちらの車窓もGoodです。いくつかの大鉄橋があって、一番大きなタイエリ川を越える鉄橋では運転停車して、天候がよければ鉄橋を歩いて渡ることもできます。向こう側に渡りきったら列車がゆっくり動いてくれて渡ったお客さんを乗せていきます。

たいていの列車は峡谷の終点となるプケランギ駅まで。通常はここで列車が折り返しますが、夏場は先のミドルマーチまで運転されます。プケランギからは少し景色が広がってきますのでプケランギから先は峡谷の旅は一旦終了です。終点のミドルマーチから国鉄時代はこの先のクロムウェルまでレールがあり、今もところどころに廃線跡が残ります。ミドルマーチに到着した列車は乗務員の休憩時間を取って再び折り返しダニーデンに戻ります。

なおミドルマーチは過疎化の進んだ街で駅前にはパブが1軒あるだけです。食事はここのパブで済ますことができます。また夏場に限りミドルマーチからミルフォードサウンドの拠点でもあるクイーンズタウンまでの連絡バスが接続します。

このタイエリ渓谷リミテッド号以外にも夏季シーズン中にダニーデンから北にあるパルマーストン(Palmerston)までTollRailの南本線上にシーサイダー(Seasider)号が運転されます。こちらは海沿いを行く美しい風景を堪能できます。主に水曜日運転ですが、シーズン中は運転日も多くなります。日によっては午前中にシーサイダーの旅、午後はタイエリ渓谷という運転になりますので、ずっと乗っていれば海山の風光明媚な贅沢な風景を1日中楽しめます。車両は共通運用です。

なお、ダニーデンの駅は歴史的建造物で、1906年に作られたものでフランダース・ルネサンス様式のシックなつくりが街のシンボルにもなっています。駅舎の中は博物館になっていて、タイエリ渓谷鉄道の窓口が隣接しておみやげ物屋になっています。ここにはいろんな鉄道グッズが売られています。駅構内も大きな立派なつくりですが、旅客はもうこの渓谷鉄道以外走らず、かえって広々とした構内が昔の栄華を語る寂しい感じを醸し出します。 ダニーデン駅舎は尖塔上にも彫刻が並んでいる豪華さ


観光ポイント

ダニーデンはスコットランド調の重厚な感じがする街。中心地には小さな喫茶店やカフェがあり、のんびりした雰囲気です。また近くのオタゴ半島はペンギンパレードで有名なところ。夜にペンギンが巣に戻ってくるペンギン行進を見ることができます。タイエリ渓谷鉄道の旅を併せて楽しんでください。個人旅行の場合はレンタカーを利用してクイーンズタウンやマウントクックの観光と組み合わせると便利です。

またクライストチャーチからは車でだいたい6時間くらい。昼食後街を出ても夜遅くまでには市内に入れます。ただし途中大きな町はあまりないのでガソリンスタンドがあったらマメに給油してください。特に夜間ダニーデンから北に走る場合は、途中クライストチャーチ近くのロールストンぐらいにしかまともなスタンドが開いていません。



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