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Start 2005.10.1
最終更新日【2005.10.1】
軌間1435mm、交流電化
駅数8、標高差863.6m
全長20.2km、最高時速40km/h
路線図
(PDF125KB)
(C)Flåmsbana
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フロム鉄道は国鉄ベルゲン線の途中駅、ミルダールからフィヨルドで有名なフロムまでを結ぶ、全長20Kmの鉄道です。1988年に国鉄から経営が分離され、現在フロム開発社が経営しています。
この鉄道の魅力はその雄大な車窓で、世界でも指折りの有名な路線です。フィヨルド観光のルートにも設定されていて、ベルゲン急行でミルダールからフロム鉄道を利用して終点フロムへ。そこから観光船に乗り換えソグネフィヨルドの最深部アウランフィヨルドを通ってグドヴァンゲンへ。そこから陸路バスでヴォスまで行き、再びベルゲン急行に乗る というルートが一番オーソドックスです。
この鉄道の歴史は古く、1940年に開通後1944年に電化。当初は貨物輸送が主体だったのがいまや世界的な観光鉄道に変貌しています。工事は難航を極めたそうで、完成までに20年がかかったとのこと。なにせフィヨルドの谷まで高低差860メートルを20kmで一気に下り降りるすさまじいものなので工事のむずかしさが伺えます。
列車は急勾配を上り下りすることから客車は前後に機関車を配したプッシュプル運転を行います。グリーンの車体は緑の中をいく景色にぴったり。もちろん冬場は雪景色の中を走り、その風景もすばらしいとのことです。また、国鉄と同型の電車も路線を走ります。
この鉄道の目玉の1つとして途中の景勝地「ショースの滝」で観光停車をしてくれます。停車駅から直接滝のしぶきを間近で浴びれるとあって人気のスポットとなっています。ショースを過ぎてからはいくつかのトンネルを抜けながらフィヨルドの谷を下りていきます。その間の車窓からの風景は絵葉書そのもので一瞬たりとも目が離せないとのこと。終点のフロムはフィヨルド観光の拠点で、フィヨルドを行くフェリーが発着します。また駅のそばには鉄道博物館があり、これまで活躍した機関車が静態保存されています。
なお、フロム鉄道は全車自由席で予約なしで乗ることができます。(団体は席を確保してくれるらしい) 放送も多国語での放送で日本語の解説もあるようです。
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「鉄道がある風景」/RailScape
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