解説

万字線は、現JR室蘭本線志文駅から万字市街まで伸びていた、典型的な鉱山ローカル線でした。 もともと石炭輸送の需要による路線開業で、鉱山の閉山とともにこの鉄道の役目は終わり、一方で沿線には目立った集落もなく、赤字ローカル線の中では早くに姿を消したところです。

沿線には目立った観光スポットもなく、旅行者の大半は乗りつぶしで訪れるテツだったところです。終点駅は無人駅でしたが1つ手前の万字駅は有人駅で、入場券集めを兼ねての乗りつぶし連中には泣かされる路線の1つでした。

現在、路線のほとんどが分からなくなったりしているようですが、万字駅舎はバスの待合所として現在も利用されているようです。

写真はほとんどがスナップ写真がですが、懐かしく拝見していただければと思います。

PHOTO GALLERY

■志文

・乗り換え駅でしたが基本万字線の発着は岩見沢でした。

    -1985.3.8


■万字炭山

・無人駅とはいえちゃんとしたコンクリート製のしっかりした駅舎がありました。廃止直前だったので名残乗車の地元の方も多く乗車してました。

    -1985.3.8

・3月とはいえ、雪が多く、列車は除雪で山盛りになった捨て雪の間を発着するような感じでした。

    -1985.3.8



・駅名標はちょっと渋めの感じ。墨書きの手作りのサブ駅標が印象的でした。

   -1985.3.8



・本数は少ないものの始発と最終便は回送を送り出しての運転をしていました。

    -1985.3.8

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