解説
トロッコフェスタ in YAMADA は、毎年秋(10月)に行われる地域興しのお祭りで、福岡県嘉麻市(旧山田市)熊ケ畑地区にあった旧JR上山田線熊ケ畑駅付近で行われます。この付近はまだレールがそのまま残されており、その軌道敷きを使って、保線などに使う作業用モーターカーを動力にした2~3両編成のトロッコ列車を走らせます。

トロッコは近くの小学生などがペインティングした手作りのものですが、モーターカーと数両のトロッコの編成になるとなかなかしっかりした見栄えになります。路盤も新線としてつくられたこともあってしっかりしており、レールも重量級が使われていますので乗り心地もGoodです。

運転は旧熊ケ畑駅付近からスタートして、上山田寄りに1Kmぐらい行ったところまでを1往復するパターンで、途中、運営委員のスタッフが各所に待機し安全確認を行います。走行区間の路盤は今でもしっかりしているので築堤上を走る様を見るとまだ現役で使われているような錯覚を覚えます。

このフェスタでは、トロッコ運転だけでなく地域名産品などの即売会が行われ、終日賑わいを見せています。訪問時の2000年秋は、東京からはるばる乗りにきたトロッコマニアもいらっしゃったそうです。(訪問時にはなんと外人も来てた)

なお、ここの管理をしていた山田市は2006年3月27日に嘉穂南部1市3町(山田市・碓井町・稲築町・嘉穂町)の合併で嘉麻市と名前を変えました。嘉麻市のホームページでもこのフェスタの紹介がされており、すっかり地元に根付いた活動となっています。

また、近くの赤村にも神岡鉱山で使われていたバッテリーカーを使ったトロッコ列車が運転されています(赤村トロッコ油須原線)。


所在地

 トロッコ乗り場(GoogleMap)

PHOTO GALLERY

■熊ヶ畑

・物産展も開かれ大賑わい。なので地元だけでなくいろんなところから人がやってきます。

     -2000.10.22



■熊ヶ畑~折り返し地点

・高い築堤からの眺めもまずまずです。乗ってると車高が低いので意外とスピード感があります。

      -2000.10.22

・子供たちは大喜び。

      -2000.10.22



・廃線跡といいながら軌道がしっかりしていて今でも十分使える軌道です。

      -2000.10.22



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