解説

※2017年1月末に閉園しました。

衣川悠久ファーム・とうほくニュージーランド村は岩手県奥州市にあるテーマパークで、日本各地で農場型テーマパークを運営する「ファーム」がマネジメントをしています。世界遺産で有名となった中尊寺のある平泉の北に位置し、東北道平泉前沢ICが最寄口となります。奥州市は2006年に平成の大合併で水沢市や前沢町など5市町村がまとまった岩手県第3位の規模の市ですが、地名に馴染みがなく県外の人なら位置的にわかりにくいところです。

開業は平成元年7月、1989年のバブル真っ最中。ニュージーランド村シリーズとして同時期に四国香川、山口、広島にも同じテーマで開園しています。ただし現在はこのとうほくニュージーランド村以外は閉園や休園で稼動していません。

ファームの系列らしく、動物のふれあい、パン作りなど牧歌的風景を演出する体験型アトラクションをメインに、芝すべりやゴーカートなどが用意されています。お勧めはスーパースライダーで長野県佐久平にあるパラダと同じくソリのスライダーがあります。下った後はリフトでのぼって戻れるので楽チン。大人も結構楽しめます。

おすすめチケットは遊具がフリーとなる遊々チケットがお値打ち。回数制限(たしか3回とか)が設けられてますが、十分に元を取ることができます。バーベキュー場もあって、開園から閉園までゆっくり楽しめます。敷地は広大なので移動はチューチュートレインエンディバー号を使わないとちょっとしんどいですね。


SLキウイ号

ニュージーランドを謳っているためか、いわゆる普通の豆汽車を「キウイ号」と名付けて走らせています。乗って楽しむタイプで乗降箇所が1つのタイプです。蓄電池で動く電動機関車が客車を引くスタイルで、駅停車時に第三軌条から強制充電します。ポイントはなく時計回りにぐるっと回って終わり。所要は6分ほどでしょうか。軌道の内側は羊の牧場になっており、えさを買って与えることができます。

軌間は600mm規格でしょうか、朝日テック製の弁慶号シリーズです(ボイラー蓋にBのマークがあるのも特徴)。カラーリングはちょっと珍しい黄色と緑でキウイというよりパイナップルトレインのような感じですね。客車は5両もつないでて満員になることはあるのでしょうか。

汽車は正面入って左手に位置しますが、芝滑りの上の丘にあって奥まったところに軌道があります。このエリアは売店もあるのでちょっとした休憩場所にもなってます。


旅メモ

平泉に近く、子供連れにはのんびりできる気持ちのいい公園。もっと宣伝したら結構人が来ると思うんですが・・・。奥州市と平泉町は違う市町村だからそこまで気が回らないのかな?


 ※所在地(GoogleMap)

PHOTO GALLERY

◆乗り場

・5両の客車+駆動車の雨よけもかねるため、乗り場は結構大屋根の構造。乗り場は小さな改札口を通って乗車です。

       -2013.9.23

・先頭車側から見ると小さな軽便鉄道風。

    -2013.9.23



・サイドからだとこんな感じ。鉄板スレートの鉄骨作りじゃないところが自然らしくていいですね。

    -2013.9.23



・先頭機関車の下にちょうど強制充電用の3本目のレールがあります。

    -2013.9.23





◆周回軌道

・駅を出るとすぐに踏み切り。こちらはちゃんと動いてましたが・・・

    -2013.9.23

・少し進むと牧草と同化した軌道に。かなりヘロヘロになってます。

    -2013.9.23



・列車は牧場のふちを進みます。防護策がちょっとうるさいです。

       -2013.9.23



・乗ってる目線はこんな感じ。単なる山の中なのでまあ、ぱっとしない風景かもしれませんね。

       -2013.9.23



・えさをもってると羊たちが群がってくるので小さな子はちょっと怖いかも。

        -2013.9.23



・牛舎裏手を進んで直角に大きく曲がると駅へのラストアプローチ。

        -2013.9.23



・芝滑り上の結構上を走ってるんですね~。

   -2013.9.23



・駅手前の踏み切りは故障中。目視と警笛での安全確認でそのまま進みます。

      -2013.9.23





■遊園地風景その他

・エントランスは老朽化が始まってますがまあまあの迫力。どこもお花がいっぱいできれいです。

     -2013.9.23

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