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Page Start 2011.12.24 最終更新日【2015.3.8】
小田原城跡公園こども遊園地 豆汽車  
DATA
小田原城跡公園こども遊園地豆汽車
神奈川県小田原市

周回軌道(乗降車駅1か所)
370m

公式サイト

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解説
小田原城址公園こども遊園地は小田原駅西側すぐにある小田原城内にある公園で、この公園の一角に遊園地スペースがあり、その中を豆汽車が走ります。

遊園地と言ってもそれらしいアトラクションは、この豆汽車のほか、コーヒーカップ、ゴーカート(バッテリーカー)の3つのみで、あと付随してコインライドがいくつか設置されているという感じです。お城の真下の線路との間のスペースにあり、細長い敷地にうまく収まっています。

施設は公営ですが結構くたびれた遊具ばかりで、昭和の懐かしい香りがぷんぷんです。コインライドも今では見かけなくなった古風なものも現役で、昭和好きにはお勧めスポットです。また、この遊園地は乗り物は1回すべて80円、コインライドは30円という破格値で、両替機が10円用というから驚きです。そんな感覚もめちゃ昭和です。

さて、ここの豆汽車ですが、公園の目玉アトラクションとなっており(3つしかないので当然か?)、休日は乗車のお客さんが絶えません。一周240mですが小さな細長い塚の周りを回るため、意外と距離があるように感じます。1回80円でなんと2週、約7分半の運行で、とってもお値打ち感があります。

車両は1編成のみで、少々ガタがきている感じ。第3軌条集電のモーター駆動(でしょう、たぶん)による運行で、動力車のSL「D52 72」に手作り感たっぷりの客車3両がつながります。軌間は600or610mmの遊園地規格ですが、座席配置の関係で車内は狭く、大人だと少々窮屈です。乗り心地も台車にバネなどないためそのままお尻に伝わってきます。ちなみにモデルになった?D52 72は御殿場駅構内に静態保存されています。

線路は時計と反対回りで途中ポイントなどもないループ構造で、途中トンネル風になっているところが車庫になっています。踏切が3か所ありますが、目視で十分止まれるからか、遮断機はありません。

駅は昔の軽便鉄道風のホームのみで、これも味があります。各車両が来るあたりに人が並び、仲良く乗れるだけ乗るという、かなりゆったりした雰囲気です。乗車券は少し離れた乗り物券発売所で購入、乗車後SL運転手が切符を集めて発車します。

この遊園地、設備は結構くたびれていますが、身近に昭和を感じさせてくれる遊園地で、特に幼児は大喜びするところです。大人にはお財布に優しいのと、ノスタルジーに浸って昭和を思い起こすこともできます。

なお、遊園地は小田原駅からだと北入口から入り、この看板が見えたら矢印のほうへ行くとレールが見えますのでそれをたどっていきます。


沿線風景

駅を出ると最初の踏切を渡り左へ急旋回。右手にお城と深い切り込みの谷を見ながらゴーカート乗り場に入っていきます。土塁でつきあたり、列車は左へ曲がります。そのあたりから、職員手作りの間伐材で作った動物のオブジェが並びます。キリンやシカ、カメなどいろんな動物がならびますが、保護色で自然に溶け込んでいるため、見つける楽しみがあっていい感じです。

オブジェエリアで眼下にJR線路を見ながらトンネル(=車庫)をくぐって駅に到着。もう1周同じく回って1回乗車が終了です。






「鉄道がある風景」/RailScape
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