むさしの村/遊園地エリア
埼玉県加須市
遊戯鉄道 約365m
乗降駅1ヶ所ループ線
むさしの村(公式サイト)
むさしの村鉄道乗り場(GoogleMap)
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むさしの村鉄道は、埼玉県加須市にあるテーマパーク「むさしの村」の中を走る遊戯鉄道です。距離は400mくらいでしょうか、乗車時間8分の少し長めの園内鉄道です。むさしの村自体は自然体感のできる公園と遊園地のセットになったテーマパークで、遊園地ブロックにこの園内鉄道が走ります。
この遊園地は1969年開業と歴史は古く、園内鉄道も開業時に作られたものです。当初は実際使われていた本物のSLが走っていましたが、2004年にSL風バッテリーカーになってしまい、2010年3月からはアメリカ西部開拓風SLのバッテリーカー牽引となっています。
ただ、もともとSLを走らせていたからか、よくある遊園地のハデ系乗り物とは一線を画し、2004年からのバッテリーカーはSLとはいえ箱型機関車のようなゲテモノ系で、かつ客車も赤の手作り風とあって、軽便鉄道っぽい感じが漂っていました。「さきたま」号という名称も付けられ、ヘッドマークが掲げられていました。
2010年、くたびれていたこれまでの駅舎や車両、旧機関庫を片づけて乗り場周りを大規模改修。古風な汽車が走る一昔前の乗り物 という感じの設定にリメイクしました。機関車は遊戯メーカーの泉陽興業の線路集電タイプバッテリーカーとなり、遊園地臭がするようになりましたが、塗装がブルー一色にまとめ、客車も木製風にブラウン基調となったため、変な遊園地らしさはありません。
路線は遊園地の外周をぐるっと回るようレールが敷設され、ゲート近くにある「ふるさとの駅」のみの乗降扱いとなります。全線単線で時計の逆回りで運行されます。
軌間は600mmの遊園地規格ですが、古くの敷設とあっていい感じのへろへろ感があります。踏切が3か所あり、木々の間を抜けて走る風景は軽便鉄道そのものです。外周を走っているため北側は平行する川の淵を進み、春先には桜並木を進む風景が楽しめます。
なお、遊園地内には他にも「アニマロッコ」という鉄道系乗り物があります。アニマロッコはその名の通りアニマル風手押しトロッコで1周100mほどなのでしょうか、手押しトロッコに乗って1周したら終わりという乗り物です。昔の手押しトロッコと同じ原理で手で漕いで進むのですが、これが結構な体力が必要で1周すると腕が痛くなります。レールのへろへろ感はとてもいいのですが、子供同乗でないとかなり恥ずかしい乗り物です。
かつてはプール跡の上を走るコインライドものの「銀河列車」がありましたが、老朽化のためか2014年時点では撤去されていました。池の上を結構な距離を走るため、そこらのコインライド系乗り物よりもお値打ち感がありました。
むさしの村へは車での訪問が便利です。遊園地自体は施設が古いせいもあって昭和の香りがたっぷりとあり、ゆるゆる感も上々です。料金もそう高くなく、混雑もひどくないことから、小さなお子様向けには最高です。また閉園後は近くのイオンモール羽生でお買い物、お食事と便利です。
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