鉄道がある風景

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Page Start 2006.1.23 最終更新日【2015.4.21】
「香港國際機場-旅客捷運系統」(香港国際空港ターミナル Automated pepole mover)
 香港國際機場旅客捷運系統
 ・綠綫(緑線)
   一號客運大樓東大堂(第一旅客ターミナルビル東ホール)
    ~西大堂(西ホール) 750m
 ・棕綫(茶褐色線)
   二號客運大樓(第二旅客ターミナルビル)
    ~一號客運大樓東大堂(第一旅客ターミナルビル東ホール)
     430m
   海天客運碼頭(スカイピア旅客埠頭)
    ~二號客運大樓(第二旅客ターミナルビル) 750m
 ◆路線図(On Googlemap)  
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解説

香港の空の玄関である香港国際空港内にはターミナル内の高速移動用に自動運転の新交通システムが設置されています。各国の空港にあるような一般的な自動運転システムの乗り物と同じです。

路線系統は2つあり、開業当初からある第一旅客ターミナル内を結ぶ路線(緑線)と、第一旅客ターミナルから東に位置する第二旅客ターミナルを経てスカイピアまでを結ぶ路線(棕(茶褐色)線)があります。それぞれに役割に併せた運行ルールが定められ、入国時だけ、出国時だけ、または1方向1回のみであったりする乗り物です。全路線とも制限区域内(入管前・後:いわゆる国外エリア)を走るため、出国後・入国前のみ利用が可能です。

車両は2タイプあり、初期導入タイプが青のラッピング主体(以前はアルミに下部に青ラッピング)、後に導入された白地に青帯の車両セットがあります。どちらも2両1セットで、全線共用にて緑線は4両、棕線は2両で運転されます。車両はなんとなくゆりかもめの座席が全部なくなったような感じで非常にシンプルです。ホームドア完備の無人運転で運行されています。


緑線:第一旅客ターミナル 東ホール~西ホール

Yの字に伸びるターミナルの、Yの縦棒部分を走ります。上階は動く歩道と歩行スペースですが、その下にこの路線が走ります。入管後に入るところが東ホールで、西へ向かって離れていく方向が出国サイドで乗車ができ、逆向きは入国時だけ乗車ができます。出国サイドは東ホールから西ホール行きのみですが、東ホールへは上階の歩道で戻れるので何度でも乗車可能です。

全線建物内を走り、屋外には出てきません。運転時間は朝6:20~深夜12:20まで、3分間隔で運転され所要時間は90秒です。距離は750mあるので奥へ移動するのは便利です。両端がかなりある羽田空港第一ビル内にもほしいですね。

現在Y字のさらに先にミドルフィールドサテライトビルを建設中で、2015年完成後は西ホールから乗換えでさらにこのサテライトまでの延伸が行われる予定です。(計画図 (C)Airport Authority Hong Kong)


棕線:第一旅客ターミナル 東ホール~第二旅客ターミナルビル~スカイピア旅客埠頭

路線は第一ターミナル東ホール駅から東へ延びる路線で、機場捷運機場駅の下を通って第二旅客ターミナルへ、さらにゴルフ場下を走ってスカイピアへとつながります。第二旅客ターミナルは出発のみのターミナルで出国手続き後第一旅客ターミナルへ移動する際にこの路線を使います。そのため第一旅客ターミナルから第二旅客ターミナルへの乗車はできません。

またスカイピアは入国手続きをせずトランジット扱いでマカオなどへ移動するターミナルで、飛行機⇒飛行機の乗り継ぎが飛行機⇒船または船⇒飛行機になるというイメージです。そのため第一旅客ターミナルからスカイピアまでの乗車は船への乗り継ぎ券がないと乗車できません。逆も搭乗券がないと乗れません(その前に乗船時にチェックあります)。

そんなことからこちら棕線はなかなか乗車しづらい路線です。


計画線:第二旅客ターミナル~第三滑走路ターミナルビル

現在北側滑走路のさらに北へ埋め立て、三本目の滑走路を作る計画があります。運用開始時には第二旅客ターミナルから新たに捷運系統が敷設される計画です。(計画図 (C)Airport Authority Hong Kong)




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