列車はバンクーバ市郊外にある東部の街「ミッション(Mission)」から中心地のウォーターフロントまで運転されています。ウォーターフロント駅ではスカイトレインとシーバスに接続し、ダウンタウンへの乗り継ぎも便利です。ウォーターフロント駅はかつての大陸横断鉄道の始発駅で立派な駅舎が目を引きます。 使われる車両はダブルデッカーのカラフルな外観で内装もまあまあ、贅沢な通勤車両です。車輌はカリフォルニアのサンノゼを走るACEやサンフランシスコのカルトレインでも使われているものと同形式で、機関車+客車で客車最後尾に運転台が設置された、機関車の付け替えが不要になっています。郊外駅には駐車場が完備されパーク&ライドもしっかり整備されています。 運転ダイヤは朝に5本バンクーバ市内へ、帰りも5本ミッションへ運転されます。バンクーバへ来た列車はそのまま留置され夕方に送り出される格好です。日中運転されずほったらかしになるのは変な感じがしますが、それだけの旅客が見込めないため、だいたんにもそのまま留置してしまいます。また、帰りの列車が5本だときわめて本数を少なく感じますが、日本のように残業がいつどうなるかわからないという仕事スタイルではないので、いつも決まった時間の利用が可能なのです。(うらやましい限り・・・) なお、この列車、旅行者が利用するには少々不便です。なんせ郊外から朝来て夕方郊外へ帰るもんですから、郊外からの街に戻る足がありません。1駅乗車といっても結構奥まで行ってしまいますし、連絡するバスなどで帰ってこれるかどうか微妙です。どうしても乗りたいという場合は終点のミッションあたりのホテルをとるか、もう一人誰か車でピックアップするしかなさそうです。途中駅のポート・ムーディーはBCトランジットのバスが接続するのでここからダウンタウンへ戻るというのも可能かもしれません。 「鉄道がある風景」/RailScape Copyright ; © Yukihiro Minami, All rights reserved. / 版權所有 不得轉載
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