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Page Start 2006.10.30 最終更新日【2011.11.29】
専用線「青海」 (電気化学工業 青海工場)
DATA
電気化学工業
青海工場専用線

電気化学工業 田海工場−JR北陸本線青海−電気化学工業 青海工場

運転終了日:2008年3月13日
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解説
北陸本線青海駅につながっていた専用線は電気化学青海工場に延びる路線と、山を越えて東隣にある田海工場が結ばれる規模の大きな企業専用線でした。 2008年3月のダイヤ改正で電化の青海駅でのセメント貨物の取扱が廃止となり、併せて専用線も廃止という形になりました。

青海駅から青海工場までは主に青海工場で作られるセメントをJRを使って出荷するのに使われ、一方の青海駅から東へ延びていた田浦工場への路線(通称田海線)、化学薬品など必要に応じて動く運転頻度の少ない路線でした。青海工場からさらに先へは「原石線」とも呼ばれる専用線があり、その名のとおり、採石場から青海工場まで原石が運ばれ現在も稼働中です。

この専用線で特徴だったのが青海工場内にあった大きなヤードで、貨物鉄道と名乗れるほどの立派なものでした。ただ晩年はセメント不況も手伝って荷の扱いが減ってしまい構内は閑散としていました。青海工場と青海駅の間は平日運転でしたが朝・昼の入れ替えくらいでしか動いていませんでした。

使われていたDLはDE10クラスのもので専用線としては大型のものが使われてました。運用の中心は写真の「DS-6」がよく使われ、この他の同機種「DS-5」「DS-4」も使われていました。運転に際しては必ず海側に機関車が入り、工場からの戻りは機関車が押して進む運転形態を取っていました。

ここはなかなか特徴のある鉄道だったのですが、近年の工場合理化などを考えると、大きな工場内ヤードなど少し年代物の感は否めませんでした。ここと時期を同じくしてデンカの大門工場でのセメント扱いもなくなり、越中大門駅(富山)にあった専用線も同時期に廃止されています。


「鉄道がある風景」/RailScape
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