解説

北陸鉄道小松線は、北陸本線小松駅から東へ一直線に伸びる路線で、起点駅の小松に車庫がありました。

この鉄道は参詣目的で作られましたが、末期は通学用の電車という感じだったでしょうか。日中はバスのような感じで、乗る人もまばらでした。沿線の人々も1時間に何本もない列車に乗るより、便利な自動車で買い物に出かけるライフスタイルになっていたのでしょう。

小松線の廃止のときはセレモニーが行われたものの、昨今の廃止路線のような賑やかなものではありませんでした。ひっそりと消えたような感じです。

小松からは別に南へ伸びる尾小屋鉄道がありました。残念ながら、私が旅行できる財力を持つ頃にはなくなってしまいましたが、車両は今でも粟津にある公園に動態保存されています。 詳しくはこちら

今の小松線跡は高架化などで大変貌。小松駅周りは痕跡すらありません。

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■小松

・2線の島式ホームとちょこっと隣接してあった車庫がミニ私鉄らしい雰囲気でした。

   -1984.4.3


・車庫も木造とあっていい雰囲気。

   -1984.4.3


・留置線が短いのであちこちに電車が転がってる感じでした。

   -1984.4.3


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