#予定されたLRTは延長・新設されず、運行跡は2024年現在ほぼ廃線状態となっています。

解説

60日間の期間限定運行だったオリンピックライン オリンピック・ラインは2010年バンクーバー冬季オリンピック開催期間だけ運行していた臨時鉄道で、保存鉄道として運行されていたバンクーバ・ダウンタウン・ヒストリック鉄道の一部区間をアップグレードし、低床連接車両をベルギーのブリュッセルからレンタルして運行されていました。

運行期間は2010年1月21日~3月21日の2か月限定で、かつてはヘロヘロだった保存鉄道の軌道をリニューアルし、ホーム設置を行っての、新線並みの投資が行われました。

ブリュッセル市内を走る同型の3000系ボンバルディア車両 これまで少し不便だったグランビルエリアとダウンタウンを結ぶべく、このオリンピックラインを下地として市街地中心まで延伸するテスト的な部分もあってこの投資になったようです。

路線は単線で1.8kmという短いもので、途中、中間地点あたりに交換設備があって10~15分ヘッドで運行されていました。トラムは2編成投入され、ブリュッセルカラーのまま、そのままで使用されてました。車両はメーカーであるボンバルディアが貸与、路線の再開発も市と寄付で賄われました。

オリンピック後は車両は返されましたが、路線は再び「バンクーバ・ダウンタウン・ヒストリック鉄道」として復活。夏季限定の観光列車が走ります。

※バンクーバ・ダウンタウン・ヒストリック鉄道はこちらで紹介


 ◆運営:The Transit Museum Society / 路線図・パンフレット (C)ボンバルディア
 ◆バンクーバレイルマップ [PDF]

PHOTO GALLERY

■Cambie (Olympic Village)

・スカイトレインのオリンピック村駅を出てすぐのところに乗り場がありました。

     -2010.2.21

・ここでお客さんをピックアップする観光バスの出入りが激しかったです。グランビルアイランド側の混雑を避けるためだったのかな?

     -2010.2.21

・列車が発車。日中はかなりの乗車率で乗り降りで時間を食うようで、到着後すぐに折り返すピストン運転を行ってました。

       -2010.2.21




■Cambie (Olympic Village)~Granville Island

・キャンビー駅を出て少しスロープになってるこのあたり。右に見える建物はダウンタウンヒストリック鉄道の車庫。

       -2010.2.21

・もともとは貨物引込線だったのでちょっぴり路地裏チックな雰囲気が漂います。

     -2010.2.21

・少し西へ行くと公園脇を通る、ちょっと写真的には小マシな風景になります。。

         -2010.2.21

・夏場は緑道で雰囲気ががらっと変わるんでしょうね。この日は冬ではめずらしく快晴の1日でラッキーでした。

     -2010.2.21

・ここは列車の交換ポイント。まわりは公園の外れなので利用可能性もないことから駅などを作らず単なる信号所にしたのかな。ここでは乗降は行いません。

       -2010.2.21

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