カナダの鉄道 TITLE
鉄道がある風景

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Page Start 2006.5.28 最終更新日【2012.8.18】
「Edmonton Transit System (ETS)」 エドモントン・トランジット・システム (エドモントン・トラム)
古風な顔つきの”Siemens-Duewag U2” Edmonton Transit System

ETS Light Rail マップ [PDF]
 (C)City of Edmonton

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解説
MAP
ETSルートマップ
州都エドモントンの都市交通である俗称「ETS」はエドモントン市が経営するLRT(トラム)です。市街地は地下化され、寒い冬場でも駅からオフィスビルへそのまま移動できるよう工夫されています。市内のビル同士にも連絡橋が渡されるなど、市内各地に寒さ対策がしっかり施されています。

開業は1978年とカルガリーより一足先の開業ですが、都市規模も小さく路線もカルガリーほど発達していません。

列車の単位は2両でたいてい4両で運転されています。シーメンス製の箱型でちょっと古風な顔つきの電車が使われていましたが路線延長に伴い、新型車量が導入されました。

アメリカや他のカナダの都市部電車同様、信用乗車システムが採用されています。クレアビュー(Clareview)~スタジアム(Stadium)までは地上を、ダウンタウンは地下を、ユニバーシティ駅を出て以南は再び地上を走ります。全線複線電化で専用軌道となっています。郊外駅のパーク&ライドもしっかりしています。

2006年1月にはこれまでの南端終着駅だったユニーバーシティー(University)からヘルス・サイエンシス(Health Sciences)まで路線延長され、以降徐々に南へ延伸され、現在、センチュリー・パーク(Century Park)までの延伸工事が完了しました。今後も路線延長が行われる予定で、2014年を目処に空港まで伸ばす路線の一部開業を目指しています。

沿線風景ですが、地上区間は平坦な住宅街を走る感じ、地下区間の途中グランディン(Grandin)とユニバーシティーの間はノース・サスカチュワン川を渡り、外の風景が望めます。南に向かって左手上に保存トラムが走るHighLevelBridgeが平行して見えます。この保存鉄道「ハイ・レベル・ストリートカー:HLS(エドモントン・ラジアル鉄道)」の始発駅ジャスパーへは、コロナ(Corona)駅で下車します。(グランディン駅も接続駅ですがHLS車内が混雑するのでジャスパー駅からの乗車がお勧めです)

なお、VIAのエドモントン駅はダウンタウンから少し離れたところにあり、少々不便です。トラム利用は車でパーク&ライドの駐車スペースに止めての利用か、ダウンタウンの宿泊施設利用で街中をぶらつく際に使う感じになると思います。


「鉄道がある風景」/RailScape
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