懐かしの引退車両:くまでん(3)
新御代志駅関連で写真整理をしてたらかつてのくまでん車両の写真がでてきたのでついでのご紹介。まずは1970年代の導入車両だった元静鉄車両100形の「500形」。導入時はクリームに茶色のツートンでしたが、その後90年代に入り写真のような水色とブルーのツートンに赤帯となりました。西鉄カラー(アイスブルーにボーンレッド帯)を意識したんでしょうか・・・↓

このカラーリング、東急から来た「5000形」にも施されます。↓

青ガエルは緑一色だったのでこのカラーはかなりびっくり。しかも先頭車を両運転台車両に改造、切妻面を前にした走行風景はかなり異端な感じでした。↓

5000形は本線も上熊本線も両方を担当、1両なので日中閑散期を中心に運用されてました。↓

こちらはまだ祠駅舎があった打越駅。2018年に焼失して消滅、現在はくまでん名物のカーポート駅となっています。↓

池田駅の俯瞰。↓

一時期のくまでん車両たちの並び。今はメトロがずらりなのかな。↓

5000形は1両で小回り効くことから2016年まで運用に就いてました。ATS設置工事後はもとの緑色に。↓

ATS設置は5101と5102の2両のみとなり、ほぼ上熊本線に張り付き状態になります。車番のラスト「A」はATS設置の意だそう。↓

単行5000形は5両ありましたが、最後は5101Aのみが運用に。↓

妻面も緑一色なったらまあ見れる顔に。ちなみにいくつかの車両は「ワンマン」ではなく「ワンマンカー」表示なんですよ。↓

くまでん唯一のトンネル「池田隧道」から降りてくる5101A。↓

現在5101Aは本線を走ることはありませんが動態保存され、運転体験などのイベントで活躍しています。手入れもしっかりされており、すばらしい状態です。↓

つづいて5編成入ってきた元都営三田線車両の6000形。1次車の6100番台が1995年に2編成導入。初の冷房車で20m車と、フロントマスクも大顔に感じ、今までのくまでんにない威圧感ある車両となりました。写真は6101-6108の第一編成。↓

その後第一編成は赤帯に変わりますが、2014年の事故から休車、その後廃車となってます。そして第二編成は、新)御代志駅に留置中(前々章ご参照)。↓

3編成目以降は都営都合で配車が滞り、故障車置換の急務から急遽南海で廃車となる22000形を調達、「200形」として運用開始します。くまでんカラーにヘッドライトの改造で正面から見たら「これ南海?!」な風貌になりました。↓

2ドア→3ドアに改造されましたが、サイドは旧南海らしいフォルムのままでしたね。都営が手に入らないための「仕方なく」導入だったのでこの1編成のみとなりましたが、のちに18m車2両までしか入れない上熊本線に入って夏場の冷房車として活躍しました。2019年に03形導入にともない運用離脱、廃車となってます。↓

続いて都営の残り3編成が1999年から毎年1編成ずつ入ります。2次車の6200番台で、現存は6211A-6218Aのみ、こちら第4編成の6221ef-6228A。6221にCFRP製台車「efWING」を装着したので車番変更した編成。元祖くまモン編成です。03形導入に伴い廃車となってます。↓

2001年から使用されていた6231A-6238Aも03形導入にて昨年秋に引退。↓

黄色の警戒色が窓下まで回ったのと、青帯も正面貫通路まで回ったのがちょっとした変化かな。↓

そして5000形を置き換えた元銀座線の01形。導入時は銀座線車両のままのシンプル外装でした。第一編成の01136-01636。今はくまモンラッピング車になってます。↓

もう1編成導入された01135-01635はさらに現銀座線カラー+くまモンラッピングとなり雰囲気ががらりと変わってます。こちらはシンプル外装時代。↓

あと、車籍はないも、車庫内の入換機として活躍するモハ71(写真右)。戦前生まれの古豪なんですが、整備はされており、まだまだ使えそう。・・・ということで、懐かしの車両たちの紹介でした。おしまい。↓
