東武6050系浅草口見納め

特急リバティが走り出した東武。これを機に300/350系がなくなるのかと思いきや、6050系の浅草乗り入れが全廃となりました。

(写真:竹ノ塚~西新井、2016.5)

6050系は2ドアの箱型クロスシートとあって伊勢崎線でも異色の存在で、浅草駅のホームの都合上最長編成は6両まで。停車駅が特急に近く速達性に優れることからいつも混雑していたイメージがあります。

(写真:姫宮~東武動物公園、2016.10)

特に週末はハイカーが多く乗車。上り列車は疲れ果ててるのか、靴下を脱いで椅子の上に素足を投げ出す輩も多く、また酒を飲んで騒ぐ中高年も結構いて、マナー最悪の姿はいつもの光景になってました。それに週末の快速/区間快速って特急代をケチって遠くへの移動に使っている人が多いので、途中で席がめったに空かないんですよね。

(写真:北千住~小菅、2016.5)

なので、たとえば栃木からの帰りだと南栗橋まで我慢して、ここで急行に乗り換えて座って帰る ってのが定番でした。しかし、それを読み取ったかのような今回のダイヤ改正。これら浅草発着の日光/野岩鉄道直通快速/区間快速はすべて南栗橋連絡に変更となりました。

(写真:春日部~一ノ割、2016.6)

6050系は6151F~72Fまでは6000系からのアコモ改造とあって、車体の割には電装品は結構古い車両。昭和40年前後の製造とあって50年は経過してますね。2両ずつに分割できるため小回りは利きそうも余剰も多く出そうで今後廃車が出てくるのでしょうね。

(写真:東武動物公園、2016.11)

写真はトップ番号の6151F。見た目は奇麗んですけどいつまで在籍するやら。ラッシュ時日中かかわらず、6050系の浅草乗り入れ列車は6両編成が基本でした。

(写真:板倉東洋大前、2017.1)

こちらは野岩鉄道所属の61103Fが先頭に立ってます。野岩所属は3編成、会津鉄道は1編成で、それぞれ区別するためか5桁の車番を使ってます。運用は他の6050系と区別せずまるで東武の車両のように使われてました。この61103Fを含む6073F以降の増備車は新造車なのでまだ車齢は30年ほど。しばらくは活躍してくれそうです。

(写真:東武金崎~家中、2016.11)

左写真は荒川鉄橋を渡ってくるシーンを手軽に撮れる小菅駅ホーム脇。きりふり狙いで暇して撮っていたんですが、こうした写真がもう過去のものとなるとはこのときは思いもしませんでした。

(写真:北千住~小菅、2016.5)

南栗橋以北で残る6050系は2両か4両編成と思われ、こうした6連はイベント列車だけになるんでしょう。朝夕しか走らない快速を順光で狙えた西新井のカーブもこれが撮り収めになりました。早朝送り込みようの区間急行は収めらず。。。(まあ南栗橋以北でまた復活しますが)

(写真:西新井~竹ノ塚、2016.5)