![]() ![]() 路線は全線高架橋を走り、黄緑色の路線カラーの「スクムビット線」と緑色の路線カラーの「シーロム線」の2路線があります。集電は第三軌条を使ったゲタ集電で、地下鉄が地上を走っている感じです。列車は左側通行で日本と同じです(タイは車も日本と同様左側通行)。 車両タイプは2つあり、開業当初に導入されたシーメンス製と路線延長時に追加投入された中国製が活躍します。当初は3両編成で乗車 ![]() 車内はよくある都市型鉄道の内装になっていて、シートはプラスチックとなっています。全車冷房完備で夏場はとてもクールです。乗車券の仕組みは香港のようにリサイクル乗車券が使われています。1日券は自動改札対応で、何度も乗り降りする場合はこちらを利用したほうがいいでしょう。なお、地下鉄とは別会社のため地下鉄の乗車券との互換性はありません。 ![]() 2012年5月からこの不便を解消する「rabbit(ラビット)」というスイカやイコカのようなIC非接触型カードが発売されました。2012年内にMRTとの供用が始まるとのことだったのですがタイらしく遅れていて2014年になっても変化なしです。エアポート・レール・リンクも同じようなICカードが発売され、MRT含めて3つもカードが乱立しています。うーん、日本のJR VS 私鉄 って感じですかね。 ![]() 2013年1月12日にシーロム線がウォンウィアン・ヤイから西へ1駅ポーニミット駅まで、さらに2月14日にラッチャダー・ラーチャプルックまで延び、BRTと接続しました。さらに延長工事が進められ、ラッチャダー・ラーチャプルックから西のバーンワーまでが新たに2013年12月5日開業しました。 一方、スクムウィット線も南端の終点ベーリングから南へサムットプラカンまで工事が行われています。 ![]() 合わせてホームドアの設置工事が2012年からサイアム駅からスタートしました。今後主要駅での設置に向け工事が進められます。 余談ですが、スカイトレインの正式名は「(プミポン)国王陛下ご生誕72周年記念高架鉄道」という名前で、開業年の1999年に国王が72歳になられたことから、こうした名前がつけられたそうです。ちなみに、タイ語では72ではなく6となっているのですが、12年で1サイクルと考えるタイの単位(いわゆる十二支)で6回目、つまり72周年となります。 ◆スクンビット線(Sukhumvit Line/สายสุขุมวิท ) バンコク北部のチャトゥチャック公園から中心部を経て、南東へ伸びるスクンビット通り沿いのベーリングまで延びる路線です。 基点のモーチット駅はスカイトレインの車両基地となっており、シーロム線への車両の送り込みもサイアムの渡り線を使いここから行われています。また地下鉄(メトロ)のチャトゥチャック公園駅とも接続し、乗り換えも便利です。 全線高架を走りますが、途中戦勝記念塔があるアヌサワリーチャイ・サモーラブーム駅あたりで塔を回るように線路が敷かれています。 ![]() デパートなど商業の中心地、サイアム駅はシーロム線との乗換駅で、2階建て構造となって向かい合わせに乗換えできるようになっています。 アソーク駅では地下鉄スクンビット駅と再び接続。周辺は歓楽街となっています。その後もスクンビット通りを進み、終点ベーリンに到着です。 なお、現在ベーリンから先の延伸工事が行われています。 ◆シーロム線(Silom Line/สายสีลม ) 王宮の東、サナームキラーヘンチャート(国立競技場)から繁華街サイアムを経て、逆Cの字に弧を描いてバーンワーに延びる路線です。全線高架でサイアム駅でスクンビット線と接続します。 ![]() サイアムを過ぎると南に進路を取り、オフィス街や商業エリアの中を進んでいきます。サラデーンでは地下鉄と接続。商業施設も多いことから結構乗換客がいます。チョーンノンシーではBRT(バス)と連絡します。 チャオプラヤ川手前にあるサパーンタクシン駅はチャオプラヤ川を走る船乗場に接続する駅で乗降が多い駅となっています。この駅は他の2面2線構造とは違った1面1線構造となっていますが、もともと駅の計画がないところに2009年5月まで暫定的に終点になっていたため、その名残としてこの駅のところだけ単線となっています。 船乗場とのアクセスがよく、いまさらつぶせないため、少し違和感のある駅として残っています(ただし廃駅だけは決定)。 ![]() サパータクシンから終点ウォンウェンヤイまでは2009年5月15日に開業。ただし記録上は、王妃誕生日である8月12日が開業日となっています。実際の開業日から公称開業日まで存在しないということで、この期間だけ延伸部分は無料となっていました。粋な計らいですね。 チャオプラヤ川を渡りハイウェイ中央を走っていくとウォンウェンヤイ。駅はハイウェイ真ん中にあり、国鉄マハーチャイ線ウォンウェンヤイ駅とは500mほど離れています。同じハイウェイ沿いを進み進路を北に変えたあたりで国鉄線と交差します。将来駅の設置も検討されているようですが、国鉄線の存続の話もあり今は将来に向けた仕掛けはありません。 やがて終点のバーンワー。ここはバンコクメトロ(地下鉄)フワランボーン駅から西に進む延伸部分の途中駅バーンワー駅との接続駅。メトロが開業するとかなり便利な駅になりそうです。なお地下が主体のメトロもこのあたりは高架橋を走ります。メトロは2016年に開業予定です。 撮影ポイント ![]() またホームドア工事が各駅で行われています。工事で一部ホーム端へ行けなくなったりしてますのでご注意ください。 |
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◆スクンウィット線 モーチット |
・地下鉄との乗換駅でもあり乗降が結構あります。平日ラッシュ時と休日日中は始発駅から結構いっぱいになります。 1 -2004.7.31 2 3 4 5 6 -2012.12.15
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・乗換駅とあって駅外もすごい人とタクシー。しかし公共スペースが狭すぎ。バンコクらしいといえばそれまでですが・・。
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1 2 3 -2012.12.15
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・駅北でスイッチバックでつながる巨大車両基地があります。全線の車両がここに集まります。
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1 2 3 4 5 6 -2012.12.15
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・列車の折返しは車両を一旦エンド部へ持って行って上下線を入換えます。
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1 2 3 4 -2012.12.15
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◆スクンウィット線 サナーム・パオ~アヌサワリーチャイ・サモーラブーム(ビクトリー・モニュメント) |
・戦勝記念塔を迂回するシーンをアヌサワリーチャイ・サモーラブーム駅モーチット方面ホーム端で撮影できます。 1 2 3 4 5 6 7 8 -2012.12.15
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・この駅の近くには地方からの高速バスが集まるターミナルがあり、とにかくお客が多いです。ホームドアも設置されました。
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1 2 3 4 5 -2012.12.15
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◆スクンウィット線 アヌサワリーチャイ・サモーラブーム(ビクトリー・モニュメント)~パヤタイ |
・パヤタイ駅ホームから戦勝記念塔をバックに。ここは午後順光の編成写真向け撮影スポットです。 1 2 3 4 -2012.12.15
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・中国製の新車編成。顔つきが悪いのでシーメンス製と区別が簡単につきます。
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1 2 3 4 5 -2013.4.20
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◆スクンウィット線 パヤタイ |
・エアポートリンクの乗換駅でもあり、テツにとっては撮影スポットの駅。BTSよりも国鉄東本線の列車を撮影できるおいしい場所だったりします。まわりにオフィスも多いので乗り換え客だけでなく結構な人が利用します。今はホームドアが設置されました。 1 2 3 4 -2012.12.15 5 6 -2013.4.20
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・BTSからエアポートリンクへの乗り換えの最大の欠点は降りるエスカレータやエレベーターがないこと。ホームとつながって傘要らずなんですが詰めが甘い!
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1 2 -2012.12.15
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◆スクンウィット線 パヤータイ~ラーチャテーウィ |
・道路の上を走っていますが結構起伏があります。 1 2 3 -2004.8.1
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◆◆スクンウィット/シーロム線 サイアム |
・デパートが並ぶ中心街。乗り換え客も乗降客もたくさんです。ホームドアが設置され混雑時も多少安全になったかな?それより6両化を早くやってほしいものです。 1 2 3 4 -2012.12.15 5 -2013.4.20 6 7 8 -2014.1.9
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・重層構造の駅の様子はとなりのナショナルスタジアム駅からみるとよくわかります。
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1 2 -2014.1.9
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◆◆スクンウィット/シーロム線 チットロム/ラチャダムリー~サイアム |
・サイアム駅ホーム最上階から東側を覗くとご覧の通り、スクンウィット線とシーロム線が平行して走ります。かつては有名な撮影ポイントでしたがホームドア設置で撮影が少し難しくなりました。 1 2 3 4 -2004.7.31 5 6 7 8 9 10 11 12 13 -2012.12.15
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◆スクムウィット線 チットロム~プルンチット |
・高層ビルからの俯瞰。 1 2 3 4 5 -2014.1.9
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◆スクムウィット線 ナナ~プルンチット |
・プルンチット駅からナナ方向に。微妙なカーブがアクセントです。 1 2 -2014.1.9
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◆スクムウィット線 ナナ~アソーク |
・高架下は歓楽街が並びます。バックの高層ビル群が大都会らしさを醸し出します。 1 2 3 4 -2013.2.9
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◆スクムウィット線 アソーク |
・歓楽街も広がる商業中心地。地下鉄とも乗り換え可能。今はホームドア設置駅になっています。 1 2 3 4 5 -2012.10.19 6 -2012.12.15 7 8 -2013.2.9
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・夕方のラッシュ時は通勤客に夜遊びに行く人などごった返します。
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1 2 3 -2012.10.19
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・夜が更けても人はたくさんです。
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1 2 3 4 5 -2012.10.19
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◆スクムウィット線 アソーク~プロンポン |
・再開発があちこちで行われてさながらバブルの様相。 1 -2012.12.15 2 3 4 -2013.2.6
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◆シーロム線 サナームキラーヘンチャート(ナショナル・スタジアム) |
・駅からはサイアムの2階構造がよくわかります。この先王宮近くまで延伸されると観光には便利なんですが・・・。 1 -2004.7.31 2 3 4 5 6 -2014.1.9
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・行き止まり駅ですが他のBTS終点と同様、乗降ホームがきちんと別れてます。
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1 2 3 4 5 6 7 8 -2014.1.9
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・コンコースは他のBTS同様、ちょっと狭苦しいつくりです。
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1 2 -2014.1.9
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◆シーロム線 ラチャダムリ~サラデーン |
・駅手前に結構きついRがあります。サラデーン駅から。 1 -2004.7.31
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◆シーロム線 サラデーン |
・地下鉄シーロム駅との乗換駅とあって結構な乗降があります。地下鉄への乗換は一旦駅を出ます。 1 2 3 4 -2004.7.31
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・改札、駅構内はオープンなつくり。コンコースには売店なども並びます。なんとなく台北MRTに雰囲気が似ています。
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1 -2004.7.31
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◆シーロム線 スラサック~サパーンタークシン |
・サパータークシン手前で単線に。線路は複線仕様に作られています。単線部分は日中留置線として使われます。 1 2 -2004.7.31 3 4 5 6 7 8 -2014.1.9
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◆シーロム線 サパーン・タクシン |
・無理やり駅を作った関係でここだけ単線1面ホームに。現在は上り下りの停車位置をずらして乗降整理を行っています。 1 -2004.7.31
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・高架橋は長らく前にできており、以前はレールがすぐにストップしてる形になってました。他駅と同様の2線2面駅に改造するにはハイウェイの一部を壊さないといけないため、当面こうした状態が続くと思われます。
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1 -2004.8.1
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・毎年利用者増で運転本数を増やすも、結構邪魔な存在になってきたサパーン・タクシン駅。単線駅なのでひっきりなしに列車がやってくる感じです。
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1 2 3 4 5 -2013.2.9 6 7 2014.1.9
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◆シーロム線 サパーン・タクシン~クルン・トンブリー |
・チャオプラヤ川西側には以前低層住宅ばかりだったのに今や高層マンションが乱立しています。サパーン・タクシン駅ホームから。 1 2 3 -2013.2.9
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◆シーロム線 クルン・トンブリー~ウォンウィエン・ヤイ |
・とにかくこのあたりは風景がガラッと変わった地区。これがバンコク?っていう香港みたいな風景です。 1 2 3 4 5 6 7 8 -2013.4.20
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・この風景はウォンウィエン・ヤイ駅サイアムサイドのホーム端から。
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1 2 -2013.4.20
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◆シーロム線 ウォンウィエン・ヤイ |
・ポーニミット駅までの開業記念でウォンウィエン・ヤイ~ポーニミットまでこの日は無料運行中。無料区間と区別するためホームを分けて運行されてました。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 -2013.2.9 11 12 -2013.4.20
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・新たな延長区間では多少駅構内がゆとりある構造になった・・かもかな?
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1 2 3 -2013.2.9
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◆シーロム線 ウターカート~バーンワー |
・バーンワー駅ホーム端から。 1 2 -2014.1.9
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◆シーロム線 バーンワー |
・2013年12月5日開業の新しい駅。まだぴかぴかです。 1 2 3 4 -2014.1.9
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・シーロム線の計画上の南端終着駅はこのバーンスー。ということで先端部留置線先には車庫らしきものが作られていました。
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1 2 3 -2014.1.9
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・留置線に止まる列車は微妙な傾斜に止まるので結構いい撮影スポットだったりします。
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1 2 3 4 5 6 7 8 -2014.1.9
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・メトロも工事進行中。完成するとBTSに高速道路とが絡み合う立派な立体交差駅になります。
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1 2 3 -2014.1.9
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◆BTS車両:長春汽車製 |
・内装はシーメンス製に準拠してますが案内プレートがついたのと座席の配置が逆扇形から扇形に変更して座りやすくなっています。 1 2 3 4 -2014.1.9 |