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ノルウェーの鉄道は、国土の南部を中心にNSB(Norges Statsbaner AS)と呼ばれるノルウェー鉄道が運営を管理しています。1996年に国鉄をインフラ管理のJBVと運行管理のNSBに分割して誕生、2002年には民営化されました。都市交通として首都オスロに地下鉄とトラムが運行され、私鉄としてはフィヨルド観光コースとして有名なフロム鉄道やベルゲンケーブルなどがあります。また、保存鉄道も国内にいくつか存在します。

NSB

路線は首都オスロから放射状に、国内幹線は石油基地で有名なスタバヴァンゲル、第2の都市ベルゲン、北部への拠点となるトロンハイム方面の路線、国際線として隣国スウェーデンのヨーテボリとストックホルムを結ぶ路線に大別できます。また、幹線から分岐するいくつかの支線もあります。ナルヴィクを走る世界最北端の鉄道はスウェーデンからの乗り入れ列車が中心で、旅客はストックホルムから出る夜行列車1往復のみとなっています。もともとはスウェーデンキルナ鉱山からの鉄鉱石を大西洋側から船で積み出すために作られた路線で、今でもその役割は変わってません。

その他鉄道

フィヨルドで有名なフロム鉄道は国鉄から分離された地域開発公社が運営する鉄道です。またベルゲンにあるケーブルカーや各地にある保存鉄道などが南部を中心に散在します。都市交通としては首都オスロに地下鉄とトラムがあります。

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