解説

ガイドがついての運行で結構手がかかっていました。 東京ディスニーランド、トゥーンタウンにあった「ジョリートロリー」はトゥーンタウンが開業したときからの名物で、ある意味顔のような存在でした。園内の混雑からの安全性や一度に8名しか載れないことから休日は長だの列となるなど、運営面での問題を抱えていたのですが、とうとう、GW前の2009年春に廃止となってしまいました。

トゥーンタウンのデザインにあわせたかわいらしいトラムが特徴で、運転時はギッコンバッタン上下に動きながら進む、楽しい乗り物でした。シートはすべて外向きに作られているので、子供と一緒じゃなきゃなかなか乗れる感じになりません。

路線は単線のエンドループ構造となっており、途中交換ポイントがあって列車がすれ違います。停留所はミッキーの家の前とロジャーラビットの前の2つありました。車庫はミッキーの家の横にあり、今もまだ車輌が保存され、日中は外に出されています。

列車は園内の道の上を、路面電車のように走っていたため、車両の周りにはガイドが何人かついて走るなど安全考慮が徹底されてました。まあ、スピードは歩く速さと同じぐらいなのでそんなに危なくありませんが、ぶつけられたら結構痛いでしょう。廃止後はレールはご覧のとおり隙間が上手に埋められています。

ガイドがついていても年に何度かは接触事故が起こったり、また路面電車風なのでヒールがレールとレールの間に引っかかったりとそれなりのトラブルがあったようです。

外観がかわいらしく、独特の汽笛と動作から子供には人気があり、行楽シーズンだといつも行列ができてました。シーズン中だと園内も人であふれかえるため、素人目にもちょっと危ない感じはしてました。

現在はレール部分は躓いたりして危ないため隙間はすべて埋められましたが残ったままになっています。

PHOTO GALLERY

■ジョリートロリー

・ミッキーの家付近の乗り場。このトロリー、なぜか子供には大人気。

      -1999.5.30

・混雑時はこの乗車にも長~い行列が・・。

      -2005.11.26


・列車交換する中間地点。交換要領はケーブルカーと同じです。車両は定員が8名と、意外と人数が乗れません。

    -1999.5.30


・美しい公園内を進みます。街灯や噴水などところどころに遊び心が見え隠れします。

   -2005.11.26


・レールはぐにゃぐにゃして進みます。人ごみを掻き分けるスタッフはたいへんそうでした。

     -2005.11.26


・ロジャーラビットの駅に到着。

    -2005.11.26




□今の様子

・マップからは削除、ただし線路跡だけ残っています。

   -2010.6.20

・かつての列車は外に出され、撮影スポットになっています。

   -2009.10.11


・廃線跡とでも言うんでしょうか。今はベンチという余生を送っております。

   -2010.6.20


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