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Page Start 2011.10.6 最終更新日【2015.3.8】
専用線「西浜松(JT)」 (日本たばこ浜松工場専用線)
DATA
日本たばこ浜松工場専用線
JR東海道線西浜松貨物駅-浜松工場 0.5km?

最終日
 2014年3月27日


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解説
西浜松のJT専用線は 浜松駅と高塚駅の間にあるJR貨物西浜松貨物駅から分岐していた専用線で、日本たばこ浜松工場への路線とJR東海レールセンターへ続く(こちらは現存)路線の2路線から成り立っていました。

JRと専用線の分岐は貨物駅ヤード北側で、新幹線をくぐり北へ伸びるへろへろレールがそれにあたり、井戸田第二踏切手前で別れたレールは、西側はまっすぐJTのほうへ、東側はレールセンターへ伸びていました。

この専用線のスイッチャーはJR東海レールセンターのものが使われました。ブルーにオレンジ警戒色というちょっと保線業務風のスイッチャーで、屋根が大造りで頭でっかちに見えてしまいます。

JT自身はスイッチャーを持たず、貨車の入換は海スイッチャーがやってしまいます。ただ、簡単な貨車の移動は場内にアントがあり、それが使われていました。

運行は平日のみで、空コンテナを朝イチに、満コンテナを夕方に出すパターンで、日中に商品をコンテナに積み込んで出荷するパターンを組んでいました。


入換風景(2010年夏現在)

ここの入換は2012年夏?から午後のみの運行となったようですが、以下、それ以前の入換風景をご紹介。

運転は朝8時頃にレールセンターからスッチャーが出庫。JTの職員が工場から出来るのですぐにわかります。西浜松までの踏切が3ヶ所ありますが自動化されていないため、各踏切にて職員が張り付く体制が取られていました。意外と朝の通勤通学で交通量が多く、人による安全管理は欠かせません。

出庫したDLは西浜松北側にあらかじめ留置されたコンテナ車を取りに行きます。単にスイッチャーとコキ編成をつなぐだけですので、すぐに工場へ移動となります。踏切での安全確認をしつつのゆっくりしたスピードです。この専用線では往復とも進行方向側にスイッチャーが付きます。

場内にはいるとコキ編成を2つに分割する入換をします。1つを荷役線にそのまま残し、もう1つを側線に移動させます。移動が終わると単機ですぐに出てきてJTとレールセンターの分岐点で折り返し。すぐにレールセンター内へ入ってしまいます。これで午前の運行は終わりです。ほんの15分ほどの短い運行です。

場内では昼前あたりに先ほど分割したコキの入換が行われるようですが、確認はとれてません。アントがいるので、それを使った入換をしてるのでしょうか。

午後は15:30くらいに再びレールセンターからスイッチャーが出てきて、スイッチバック後JT工場へ入り、朝入れたコンテナ車を引き出します。午前と同じく職員が出てきて踏み切りに立ち、列車を西浜松まで見送ります。コンテナ車を西浜松構内の所定の場所に置き終えるとすぐに単機で戻ります。そのままレールセンターへ入って運転終了です。

ここの運行は工場側の専用線入口門が閉まってるとウヤ。レールセンター入口は新幹線施設ということで厳重管理されているため、スイッチャーが出てくるそのときだけしか開きません。


(現存するレールセンター線はこちら)


「鉄道がある風景」/RailScape
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