解説

幌内線はJR岩見沢駅から三笠市へ伸びていた路線で、JR発足後の廃止となった路線です。岩見沢から幾春別までの旅客線とは別に、途中駅三笠から分岐する幌内への支線がありました。

もともと幌内への支線のほうが本線であり、北海道最初の鉄道の終点となっていました(手宮~幌内間が最初の北海道の鉄道だった)。

幌内への支線は北炭幌内炭坑から掘り出される石炭の輸送のみで、旅客扱いしていませんでした(かつては幌内までの旅客扱いも行っていた)。幌内にあった北炭幌内炭坑が閉山が決まり、廃止時点ではまだ採炭がありましたが、全線廃止の前の6月には貨物営業が終了となりました。

幌内線は一時は札幌の通勤圏に入ることから、存続の可能性を探っていましたが第三セクターとしての存続は厳しいとのことからバス転換に決定。国鉄民営化後3ヶ月あまりで全線廃止となりました。

現在幌内線跡地は比較的残っていて、萱野駅は駅舎が、三笠駅は駅舎とホーム、車両群が、貨物駅だった幌内駅は鉄道公園「三笠鉄道村」として使われています。この鉄道村にはSLが動態保存されています。

もう、訪問からずいぶん時間が経ち、万字線との抱き合わせの乗りつぶしで訪れたため記憶がまったくありません。。。写真はスナップしかなく2枚ぽっきりです。

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    :幾春別 -1985.3.8   

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