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Page Start 2011.12.13 最終更新日【2013.1.20】
JR播但線 非電化区間:姫路~寺前
寺前駅で発車を待つ姫路行き列車
DATA
JR播但線 姫路~寺前

電化履歴:
1998年3月14日
 姫路~寺前
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解説
JR山陽本線姫路から山陰本線和田山までを結ぶ播但線は1998年3月14日に姫路方の姫路~寺前が電化され、現在は寺前を境に運転系統が分かれています。ちょうど福塩線のような形になり、通しで運行されるのは特急はまかぜのみとなっています。

電化前は姫路から和田山まで通しで運転され、区間運転として寺前止まりの設定がありました。姫路駅も高架化されておらず、ちょっとした気動車基地が播但線側にあったと思います。正面入り口向かって左側に専用ホームがあったと思います。ちょうど跨線橋の下にあのマイナーだが有名なラーメン麺みたいな駅そば屋があったところです。(現在は高架化で昔の姫路駅の様相は大変貌)電化後は103系改造の3500番台が走ります。しかしJR西は古い電車が大好きですね~。

車両はキハ40・47形を主体に、キハ28・58が混ざっての運行でした。姫路色と呼ばれる神姫バスカラーをぱくったカラーリングが共通で施され、同一カラーの列車は姫新線津山まで運用に赴いていました。

1992年までは朝夕のラッシュ対策で50系客車も運行されていました。50系客車は姫路から寺前までの区間運転と和田山までの通し運転もあったと思います。姫新線にも朝夕に筋があったように記憶しています。

ここの電化はJR西の「ある程度の運行本数があるなら気動車を新造するより電化したほうがコストが抑えられる」という理屈から。都市部で新車導入で淘汰されていく103系を車体更新兼アコモ改造にて新車並みにして地方線区に投入するというやり方が使われました。

シブチンのJR西が好きそうなやり方ですが、沿線住民にとってはすす臭くて遅いディーゼルカーより電車のほうがいいようで、電化後は乗車率も概ね堅調に推移しているみたいです。七尾線や福知山線のように電化後汚い国鉄車両を放り込まれたのと違って見た目ピカピカ車両になるので、地元にとっては結構有難味があるのでしょうね。

ただ朝夕ラッシュ時の車両対応は電車化で自由がなくなったようで、山陽線で走る221系を運行させて増客に対応しているようです。

また183系ディーゼル特急が最後まで現役だった「はまかぜ」号も、廃止を検討されるものの沿線自治体からお金をせしめる(言い方悪いですね?補助金を出してもらった)ことで新車導入となり、かなりいい内装で快適になりました。なんだかんだで大変貌してしまった播但線です。


思い出

この播但線では181系気動車特急が「はまかぜ号」として最後まで走りました。 50系客車が走ってて、生野のサミット越えの楽しみ、和田山からの山陰線への接続などで18キップ使用時には結構楽しめて役に立った路線。優等列車ははまかぜだけでなく急行但馬も走っていて準幹線の風格がありました。

播但連絡道が古くからあったせいもあって、ここへは車で西に遊びに行く際ちょい寄りして写真を撮ったものです。

また播但線は姫路から先、飾磨港まで伸びる通称飾磨港線がありましたが、1986年10月31日の運行にて終了となっています。朝と夜の2往復しかなく、乗るのが結構大変だったと記憶しています。結局乗らないまま廃止になっちゃったんですが、同様に近くにあった別府鉄道がそれと同じく乗れなくて・・・ちょっと悔しい路線の1つになっています。


「鉄道がある風景」/RailScape
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