解説
甲府市中心部にある遊亀(ゆうき)公園には地方らしい小さな動物園「遊亀公園附属動物園」があります。この動物園は由緒ある動物園で、日本で4番目に開業したという歴史を持っています。入園料大人310円に対し子供30円という値段設定(2011年春現在)もいかしています。

さて、この動物園の中の一角に遊園地があり、その中を豆汽車「ミニ列車(弁慶号)」が走ります。遊園地は動物園正門入って一番奥に位置し、かなり狭いエリアに無理やり詰め込んだ感じがあります。かなり年季が入った乗り物が多く、昭和な感じがたっぷりします。

この一角の南半分を周回するようにミニ列車のレールが敷かれており、かなり古風な機関車が走っています。軌間は600mmっぽいものの不明、真ん中に集電レールがある第三軌条の、電気で動くタイプで交流三相の古いタイプのようです。

踏切が2か所あり、ループの線路の中にあるアスレチック等の施設へ出入りできるようになっています。乗車は1回100円とこれまた破格のお値段。他の乗り物もリーズナブルです(とはいえ、かなりよたってる)。

客車は半オープンタイプの3両編成。椅子がなんか特殊でメルヘン調というか、なんとなく中国の遊園地って感じもしなくもないですね。色のケバさが遊具らしさをだしてますが、うーん、なんか無理してる感じもしなくもないですね。

1回100円ですが1周が短いので2周運転してくれます。行列になることはまれで、基本お客さんが来たら運転してくれるという感じです。

この遊園地、かなりくたびれているので、ある段階でリニューアルされるのか、はたまた廃園されるのか、微妙な立ち位置にいるようです。未だに昭和な空気を楽しめる貴重なミニ遊園地。興味があればお早いうちに。


所在地

 遊園地エリア(GoogleMap)

PHOTO GALLERY

◆乗り場(こども遊園地駅)

・なんかゲーセンコーナーの一角に乗り場がある感じ。小汚さも味があります。

    -2011.4.24


・車齢はどれくらいなんでしょう?軌道はかなりの使用感がありますが、機関車はそれほど古くはないかも。まあ、子供たちが楽しけりゃそれでいいんですよね。

      -2011.4.24



・乗り場の反対側にある乗車券売り場も。。。かなりヨタってまーす。

   -2011.4.24






◆周回軌道

・駅を出るとすぐに踏切です。ここは樹木が覆い茂る夏は、昼はいいですが曇天だとなんか暗い感じになりそう。

   -2011.4.24

・横から撮れるところは少なくて踏切あたりくらい。車体にある「2011」はなんなんでしょう?

    -2011.4.24




・大きなぬいぐるみも乗車します。

     -2011.4.24




・ぐるっと回ってきてもう1つの踏切前を通過。駅はすぐそこです。

    -2011.4.24






◆動物園

・入口は立派な入口。中も動物の催しやふれあいスポットもあり、都市公園としてはまあまあの動物園です。小さなお子様は結構楽しめます。

     -2011.4.24



◆遊園地

・遊園地は南東角の一番隅っこにあり、動物園とは打って変わって入口も怪しげ。ウルトラマンみたいなへんてこなヒーローは誰だ?

   -2011.4.24

・敷地は結構狭いんですが、レトロな遊具が並びます。

   -2011.4.24

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