※コロナ禍以降、動態保存活動は休止となっています。 柵原ふれあい鉱山公園は岡山県久米郡美咲町(旧柵原町)にある、旧片上鉄道吉ヶ原(きちがはら)駅をベースに作られた公園です。公園は鉄道部分と鉱山博物館部分とに分かれ、鉄道部分は片上鉄道時代の吉ヶ原駅構内をそのまま保存、構内に動態保存車両を保管しています。鉱山博物館は地域コミュニティーセンターとしても利用されています。 ![]() ここの目玉は片上鉄道の保存車両の運転が定期的に行われていること。運転・管理は片上鉄道保存会が実施しており、毎月第一日曜日に吉ヶ原から黄福柵原まで、柵原方向へ400mのレールを使って気動車が運転されます。駅構内も車両も当時のままの姿で残っているためすごくリアルで、駅窓口も当時のまま、乗車券兼入場券を窓口にて購入するのですが、これも駅員から買うような雰囲気。 また、保存会のみなさんが当時の制服を着て鉄道員のように対応してくれるので、妙にリアルです。車掌もきちんとオルゴールを使って案内するなど保存鉄道としての出来具合は最高です ![]() ここの保存活動は古く、片上鉄道が廃止された1991年からスタート。片上駅や柵原駅に残っていた車両を1995年から吉ヶ原へ移動。1999年11月に当公園がオープンし、車両運転が12月から始まりました。車両は整備が行き届いており、また雨ざらしにならないよう車庫も作られ、保存鉄道を支える設備も充実しています。 ![]() ここの施設は美咲町が鉄道保存会に委託して運営しており、しっかり管理も行き届いていることからこうした原風景がこの先も長らく保たれると思われます。月1回の運転会とはいえ、季節に応じたイベントをやっており、リピータも結構いるようです。訪問前には必ずホームページをチェックしましょう。 なお、ここへの訪問は少々不便なところにあるため、車利用が便利です。運転日に人が集まるため、たこ焼き屋などの屋台も出たりしてちょっとしたお祭りの雰囲気になります。 #現役時代の片上鉄道は懐かしの鉄路のこちらで紹介しています。 寄付の意味でもグッズも必ず買って帰りましょう。 所在地 柵原ふれあい鉱山公園(GoogleMap) |
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■吉ケ原 |
・かつての駅舎はそのまま残っています。バスの停留所も兼ねているので駅前でこうして待ち人がいると現役と間違えてしまいます。 1 2 3 -2005.1.2
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・駅舎の中もいいムード、なつかしい昔ながらの佇まいです。
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・お正月とあって保管車両が次々と出てきました。
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・現役時代と何もかわらない雰囲気に感動です。
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・こうした交換風景も見れるなんて、なかなかの演出です。
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・連結作業までやってくれます。スタッフもボランティアとはいえ超リアル。
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・こんな普通の佇まいでは廃止されてなかったと思う人が出てきても不思議じゃありません。
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・朝夕を走っていた客車もここで保存されています。扱いの難しい客車たいていはこの側線にいますが、たまのイベント時には動かすこともあるようです。
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・吉が原を発車。
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■吉ケ原~黄福柵原(線路終端部) |
・それにしても超リアル、現役と変わらない風景です。 1 2 3 -2005.1.2
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・これが保存鉄道だと知らない人は絶対生きている鉄道と見間違えるでしょうね。
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・現役時代のサボもサービスで取り付け。
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・正月の注連飾りにチェンジし撮影タイム。しばらく軌道上に止めカメラタイム。
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・終端部は市道踏切手前まで。短いとはいえ日本で協会保存でここまで出来ていればすごいほうです。線路は柵原まで続いており、1駅運転も将来やってもらいたいですね。黄福柵原駅はこのあたりにできたのかな?
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