解説

トーマスタウン「トーマスシアタートレイン」は2009年9月にオープンした「ららぽーと新三郷」の建物内を走る遊戯施設です。この乗り物を遊戯鉄道として見るかどうかが微妙なのですが、一応レールの上をキャラに扮したバッテリーカーが客車を引く鉄道らしい乗り物となっています。

このトーマスタウンは富士山麓にある「トーマスランド」とは違い、屋内のショッピングセンターの一角を借り受けた小さなテーマパークです。乗り物はこのシアタートレインだけで、後はプレイエリアとしての幼児向け遊び場「ブレンダムドック」、トーマスグッズを販売する「ナップフォードマーケット」、食事処の「ブレンダムレストラン」が大きな施設でしょうか。

施設内では架空貨幣の「トーマス」というプラコインが使われ、シアタートレインやプレイエリア、当てモノ屋など中央のナップフォードスクエアに面したところでの支払はこの「トーマス」で支払いをします。1000円などの単位で複数枚のコインを買うので、ちょうど遊園地の回数券みたいなイメージです。ただしレストランやお土産ものでは使えません。

このシアタートレインですが、その名の通り途中ミニ映画を見るために乗車するというコンセプトになっています。出発駅はナップフォード駅。アニメオープニングで出てくる風車を1周して暗闇の中に入っていきます。約3分の映画なのですが、小さな子供だと真っ暗の中を列車が進みますので、結構怖がってしまいます。ある程度の大きさになるまで避けるのが無難です。

列車は2編成まで入れますが、週末はたいへんな人ごみで乗車するには整理券をもらわないと乗れません。さらにその整理券をもらうための行列に並ばなくてはなりません。

先頭に立つ機関車はトーマスとパーシー。平日などお客さんが少ない時はどちらかの1編成が入ります。レールはエンドレスループ構造で、重複するホーム付近は1本を両サイドに供用しての3本レールで対応。電力供給もレールから行っているようです。

なお、ららぽーと新三郷は、もともと武蔵野線貨物を扱う武蔵野操車場跡を整備したことからでしょうか、なぜか元寝台特急「夢空間」で使われた24系客車2両(食堂車、ラウンジカー)が敷地内に別々に保存されています。


 ※所在地(GoogleMap)

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◆ナップフォード駅:乗り場

・乗り場は駅らしい門構え。乗車には整理券が必要で、時間を区切って配布を行っています。

    -2010.6.27  -2010.9.5

・大きな乗り場ですが一度に乗れるお客さんは2両客車のためせいぜい8名まで。

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・ホームはモール通路からだとこんな感じでオープンに見えます。親御さんが写真を撮りやすいようにってことですね。

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◆ナップフォード⇒シアター

・出発進行!映像でおなじみの風車をぐるりと回ってシアターに入っていきます。

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・モールのとおりのギリギリのところまで出て行き、ある意味子供を誘い込みます。

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◆シアター⇒ナップフォード

・列車が帰ってきました。あっという間の旅。映像は飽きないよう、概ね月1回更新されています。

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